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トヨタ、新型車「GRヤリス」ベースの「ヤリスWRC」開発車両を公開
2021年に向けてフィンランドで初のテスト走行
2020年2月10日 19:31
- 2020年2月7日 公開
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(トヨタ自動車)は、「GRヤリス」をベース車両にした2021年モデルのWRCマシン「ヤリスWRC」開発車両の動画を公式SNSで公開した。
動画は、フィンランドの雪上で行なわれた2021年に投入を計画するヤリスWRC開発車両のテスト風景。テストドライバーのユホ・ハンニネン選手によるドライブで、雪上のコーナーをきれいにクリアしていく様子が映されている。
ベースとなる新型車のGRヤリスは、WRC(FIA世界ラリー選手権)を勝ち抜くために生まれたホモロゲーションモデル。WRCにおいてホモロゲーションを取得するには、ベースとなるモデルが連続した12か月間に2万5000台以上という生産台数が必要とされる。
GRヤリスは2020年夏ごろの発売を目指しており、特別仕様車「RZ“First Edition”」「RZ“High- performance・First Edition”」の先行予約受付を1月10日~6月30日の約6か月間、Web限定で行なっている。価格はRZ“First Edition”が396万円、RZ“High performance・First Edition”が456万円の予定。
特別仕様車RZ“High-performance・First Edition”のスペックは、最高出力200kW(272PS)、最大トルク370Nmを発生する直列3気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。駆動方式は新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”を採用することが公表されている。
なお、1月10日の東京オートサロン 2020会場での発表後、1月23日時点で約2000台の予約(うちRZ“High-performance・First Edition”は全体の約8割)があることが発表されている。