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佐藤琢磨選手、ツインリンクもてぎが舞台のバーチャルレース「IndyCar iRacing Challenge 第4戦」は12位フィニッシュ

113周で争われ、53周目には3位を走行するシーンも

2020年4月18日(現地時間)発表

53周目に3位を走行する佐藤琢磨選手

 レーシングドライバーの佐藤琢磨選手は4月18日(現地時間)、バーチャルレース「IndyCar iRacing Challenge」の第4戦となるツインリンクもてぎのオーバルコースを使った「スーパースピードウェイ」に参戦し、53周目には3位を走行する場面もあったが、最終的に12位でゴールした。

 IndyCar iRacing Challengeは、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響により第5戦まで延期が決定しているインディカーシリーズにおいて、ファンサービスの一環として開催されているバーチャルレース。

 なお、佐藤琢磨選手は4月25日に開催される第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカも参戦する予定という。

ツインリンクもてぎでの開催は2011年の「INDY JAPAN THE FINAL」が最後。9年ぶりにインディジャパンがバーチャルで復活した

レースの模様はフルリプレイで観戦することが可能

INDYCAR iRacing Challenge: Round 4 - Twin Ring Motegi (Oval)(1時間19分52秒)

佐藤琢磨コメント

佐藤琢磨選手

「コロナウィルスの感染が世界中で拡大している中、使命感をもって、コロナウィルスと戦ってくださっている医療従事者の方々、生活を維持するために働いてくださっている方々に心から感謝致します。そして、ステイホームを呼びかけあって不要不急の外出を控えているみなさん、先の見えない中で不安やストレスを抱えている方も多いと思いますが、感染拡大防止に向けて、今一度、自覚をもった行動で一緒に乗り切っていきましょう。

 インディカーレースの開催も延期になっていて、バーチャルではありますが、応援してくださるスポンサーのみなさん、ファンのみなさんに少しでも自分の走りを見てもらえればと、初めてのオンラインシミュレーションレースに挑戦しました。INDYCAR iRacing Challengeは、バーチャルである以外はほとんど本物と同様のオペレーションになります。レースコントロールがあり、2日間の合同練習や、チームのエンジニアたちもオンラインで日夜バックアップするなど、本当に真剣なレースです。今回は10年前までインディジャパンを開催していたツインリンクもてぎが舞台でしたので、私もオンラインレースのデビュー戦ながら気合い十分でした。レースは序盤のアクシデントに巻き込まれてしまい、残念ながらほぼ最後尾からのリスタートとなってしまいましたが、33台のエントリーがあるなかで、12位まで順位を上げてチェッカーを受けることができました。コース上でのバトルはいつもレースしているドライバーの癖なども見えて本当に面白い反面、とてもコンペティティブなフィールドでした。

 来週はロードコースのCOTAが舞台となります。オーバルとはまた違った難しさがあって、大きな挑戦になりますが、シミュレーターに慣れるためにも、さらに練習を重ねて挑みたいと思います」

スタート前のスターティンググリッドの様子
スタートシーンもフラッグを振るスタッフまでリアルに再現
第4戦は33台が出走。29台が完走。4台がリタイヤとなった
本物のレース同様に大迫力のインカー映像やバックモニター映像も流れる
現実のレース中には見ることができないトップ選手の真剣な眼差しが観られるのもバーチャルレースの特典のひとつ
残り10周で激しいクラッシュが発生
不慣れたためかピットロードの入口のウォールにぶつけてしまう選手も
優勝は#22サイモン選手、2位は#9スコット選手、3位は#12ウィル選手
ゴール後にサイモン選手が行なった歓喜のパフォーマンス
佐藤琢磨選手は12位でフィニッシュ