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【インディ500 2020】予選3位の佐藤琢磨選手がコメント「とても満足しています」
ポール獲得のマルコ・アンドレッティ選手「声が出なくなった」
2020年8月17日 13:34
- 2020年8月23日(現地時間) 決勝
米インディアナポリスで開催されている第104回「インディ500」。8月16日(現地時間)は、8月23日の決勝レースに向けてポールポジションと3列目9番グリッドまでを決める「ファスト 9(ナイン)」が開催され、ポールポジションを獲得したマルコ・アンドレッティ選手がコメントした。
ファスト 9で最後に走行したアンドレッティ選手は、2位のスコット・ディクソン選手をわずか0.017mph上まわる231.068mphをマーク、ポールポジションを決めた。
アンドレッティ選手は「1周目はよかった。2周目になって3周、4周と厳しくなる予感がしてきたよ。スコッティ(ディクソン)もスライドしているように見えたが、僕の方が確実にスライドしていて、最終ラップは特に苦労したんだ。彼の走りを見てスピードを知っていたし、かなり接近しているのは分かっていたから必死だった。幸運なことに、最後はよい方にいたということだ。走り終わって感情的になり、叫んでいたせいで声が出なくなったのが笑えるね。みんな僕が泣いていると思っているけど、今は話せないよ。いや、明らかに感情的だった。われわれは多くのものを費やしてきたし、家族にとってここは意味があるところで、多くの浮き沈みを経験してきた。(先日亡くなった)従弟のジョンが一緒に走ってくれたし、祖父(マリオ)も来てくれた。家族が応援してくれているし、われわれはこのスポーツ、特にこのレースで息をし、生きてきたんだ」とコメント。
このファスト 9において、日本人ドライバーの佐藤琢磨選手は230.725mphを記録。自己ベストの予選3位となり、日本人初のフロントロースタートを決めた。
琢磨選手は「素晴らしい走りができ、チームとホンダが頑張ってくれたのは言うまでもありません。昨日の予選で暑い中3回目の走りに臨んだのは、今日が最悪のコンディションになることをシミュレートしたかったからで、マシンはほんとうによく走ってくれました。昨日の早い段階での予選(2番目)は誰が見ても非常に幸運なコンディションに見えたでしょうが、われわれはそれだけでなく、とても競争力があることを証明したかったんです。今日の朝もグラハムと私だけがプラクティスを走ったのは、その状況を最大限に活用し、コンディションに合わせてマシンを最適化したかったからです。エンジニアの功績は大きく、彼らはすごい仕事をしてくれました。とても満足していますよ」とコメントしている。