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トヨタ、二次感染リスク低減に向けた「e capsule」全国発売

ストレッチャー取付式簡易アイソレーター

2020年6月1日 発売

ストレッチャー取付式簡易アイソレーター「e capsule」

 トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは5月18日、医療従事者の二次感染リスク低減を目的としたストレッチャー取付式簡易アイソレーター「e capsule」を6月1日より全国で発売すると発表した。

 e capsuleは、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントと豊田通商が企画、日本のクリーンエアシステム専門メーカー日本エアーテックが製造元となる製品で、ストレッチャーで移送する感染者をビニールカバーに収容することで、二次感染リスクを低減させる。

 ビニールカバー内は「ULPAフィルター」を採用した高い集塵機能を持たせ、集塵効率は0.1~0.2μm粒子にて99.9999%以上を実現。換気機能への電源供給は入手性の高い「乾電池式」とし、車両収容後はAC100V/DC12Vにて運用可能。世界的な生産、物流停滞に左右されにくい「国内生産品」にこだわった。

 取り付けは手持ちのストレッチャーに簡単取付可能(ファーノ製#9304、#4155+4080/S取付確認済み)といい、ビニールカバーは単回使用とすることで二次感染リスク低減させる。