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デンソー、ピッツバーグに「自動運転研究開発」のオープンイノベーション拠点を開設

現地の大学や企業と連携しながら開発を進める

2020年8月5日 発表

デンソーの先端R&D活動マップ

 デンソーは8月5日、先端R&Dを行なう新たな拠点として、米国に「ピッツバーグ・イノベーション・ラボ」を7月に開設したと発表した。ここでオープンイノベーションを強化して、自動運転分野の研究開発を加速させるのが狙い。

 デンソーは、すべての人に安心・安全な移動手段を提供するために、自動運転の開発を推進。今回新しく開設したピッツバーグ・イノベーション・ラボでは、自動運転レベル4の実現に向けた研究開発や、AIなどの先端要素の技術開発が行なわれる。また、IT産業の中心地として成長しているピッツバーグにて、現地の大学や企業と連携し、開発を進める。

 これまでもデンソーは、米国、イスラエル、カナダ、フィンランドの4か国に5つのイノベーションラボを設置し、大学、研究機関、スタートアップ企業とのオープンイノベーション活動を進めている。今後も世界のイノベーション震源地にR&D機能を配置することで、地域特性を生かした研究開発を加速させ、次世代のモビリティ社会の実現を目指すとしている。