アウディ、新型「e-tron GT」の日本仕様の一充電走行距離は534kmに

新型e-tron GT

　アウディ ジャパンは6月30日、今秋に日本導入する4ドアクーペの新型EV（電気自動車）「e-tron GT」について、ベースモデルの「e-tron GT quattro」とその高性能バージョンである「RS e-tron GT」ともに一充電走行距離が534km（WLTCモード）になると発表した。

　e-tron GTは2月にドイツ本国でワールドプレミアされ、4月に日本でも公開されたエレクトリック4ドアグランツーリスモ。これまで日本仕様の航続可能距離は国土交通省への認可申請中だったため「500km以上」とのアナウンスだったが、正式に534kmと告げられた。

　e-tron GT quattroおよびRS e-tron GTは2つの電気モーターを搭載し、システム最高出力はそれぞれ350kWと440kW（ローンチコントロール使用時は390kWと475kW）、最大トルクはそれぞれ640Nmと830Nmを実現。RS e-tron GTではローンチコントロールを用いることで0-100km/h加速3.3秒を実現する。ボディサイズは4990×1965×1415mm（全長×全幅×全高、RS e-tron GTの全高は1395mm）、ホイールベースは2900mm。車両重量はe-tron GTが2280kg、RS e-tron GTが2320kgとなっている。

　価格についてはe-tron GT quattroが1399万円、RS e-tron GTが1799万円となっているが、40万円の令和3年度CEV補助金、80万円の令和2年度第3次補正予算CEV補助金が得られ、また減税効果は環境性能割、重量税、自動車税の合計で、e-tron GTでは約40万円、RS e-tron GTで約50万円としている。