ニュース

日立アステモ、ステレオカメラ採用の次世代二輪車向けADASやEV技術など「EICMA2022」に出展

2022年10月7日 発表

日立Astemoブース外観イメージ(出展位置:13ホール A56)

 日立Astemo(アステモ)は10月7日、同社初となる二輪車向けステレオカメラを使用したADAS(先進運転支援システム)技術や、小型EV(電気自動車)向けのシステムソリューションを、イタリア ミラノで開催されるモーターサイクルショー「EICMA2022」(11月8~13日開催)に出展すると発表した。

 ADAS技術では、二輪車向けステレオカメラで「見る」ことによる前方認識と、減速アシストシステム「DACS(Deceleration Assist Control System)」を連動したシステムや、二輪車向けステレオカメラによる「見る」に加え、パワートレーン、サスペンション、ブレーキを連携させることで「走る」「曲がる」「止まる」を一括制御する統合制御ADAS技術を展示する。

 また、EVシステムソリューションとして、小型・高出力インバータや、モーター、ギヤボックスがワンパッケージとなったE-Axleなど、拡大する二輪車EV市場に投入する二輪車の環境価値向上に貢献する技術を紹介する。

 そのほかブースでは、日立アステモの「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」各製品ブランドが提供する、新技術・先進技術を紹介。

「KEIHIN」ブランドでは、二輪車のOBD2(車載式故障診断装置)搭載義務化やエタノールをガソリンに混合させた燃料「フレックスフューエル」に対応した最新の廉価版小排気量システムや、燃費改善・低エミッションに貢献する技術を展示。

「SHOWA」ブランドでは、レースからのフィードバックとなる、加圧ダンパーを内蔵した高性能ツインチャンバーフロントフォークと、ブレーキの冷却効果を高める新形状アクスルホルダーを組み合わせた新型フロントフォークを世界初出展。

「NISSIN」ブランドでは、IMU(慣性計測装置)をABSモジュレータに内蔵させることで、付加機能と搭載性向上を両立させつつ廉価で提供可能な多くのユーザーに貢献する、制動制御技術を展示する。