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JAL、革張りシートなどを使う「JAL スカイネクスト」仕様のボーイング777-200を5月28日運航開始

エコノミーは従来より5cm広くなり居住性が向上

新シートを搭載した「JAL SKY NEXT」を報道関係者向けに公開
2014年5月28日運航開始

 JAL(日本航空)は、新仕様のシートを搭載した国内線向け機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」を5月28日から運航開始する。これに先駆け、5月27日に報道関係者向けに新仕様の機体を公開した。

 JAL SKY NEXTは、今年1月に発表した新シートを中心とする機内演出の新しい仕様で、「エコノミークラス」「クラスJ」ともにシートを一新。全席で黒を基調とした本革張りのシートとなっている。とくにエコノミークラスでは従来よりもシート背面を薄くすることで、レッグスペースを約5cm広くして居住性を高めている。また、7月からは国内線初の無線LANインターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」も開始する予定。

 この日公開されたのは、「JAL SKY NEXT」の初号機となるボーイング777-200。当初は東京(羽田)-福岡線(5月28日~6月30日)を1日3往復(計6便)運航する。今後は8月に777-300、9月に767-300、10月に737-800を就航させるというスケジュールに沿って改修を進めていく方針とのこと。

「JAL SKY NEXT」の初号機となるボーイング777-200。機番はJA007D
今回就航する便名
今後の就航予定
機内の様子
ファーストクラスのシートに大きな変更はない
機内照明は12色のLED照明となり、季節や時間帯などに合わせて色を変更して雰囲気を演出する
黒を基調とした革張りになったクラスJのシート
テーブルを出したところ。13インチのMacBook Airを乗せてみた
クラスJは元々スペースに余裕があるので前席とのスペースは従来どおり
エコノミークラスシート
中央は4列シートとなる
リクライニングさせたところ。基本的なデザインが従来と比べて少しリクライニングしている形状なので、ほとんど背もたれを倒すことはできない
シートを薄型化するなどの工夫で前席との隙間を従来より5cm広げた
背もたれには赤いステッチを施した。滑り止めとしての役割もあるという
テーブルを引き出して13インチのMacBook Airを乗せてみた
手元のコントローラ

【お詫びと訂正】記事初出時、MacBook Airのサイズが異なっていました。正しくは13インチのMacBook Airとなります。

(清宮信志)