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JAL、ロサンゼルス線などのエコノミークラス・プレミアムエコノミーで「AIR モスバーガー」の提供を3月1日より開始
モスバーガーの店舗の味に近い暖かいモスバーガーを機内で食べられる
(2015/2/27 12:18)
- 提供期間 2015年3月1日~8月31日
JAL(日本航空)は、3月1日より8月31日までロサンゼルス線など13の国際線のエコノミークラス、プレミアムエコノミーで「AIR モスバーガー★JALスペシャル」を提供すると発表した。なお、提供されるのは到着前の2食目の食事となる。
これはモスバーガーブランドで全国にチェーン展開するモスフードサービスとのコラボレーション企画で、2011年から5回目の実施となる。なお、第1回目から「テリヤキバーガー」「ライスバーガー」「テリヤキたまごバーガー」「モス野菜バーガー」と展開しており、モスバーガーの看板メニューである「モスバーガー」の提供は今回が初となる。期間中に提供されるのは約40万食にのぼると想定しており、1回目~4回目までの提供数の累計が約50万食と比べると過去最多の提供数になる見込みだ。また、提供は従来と同様に加温された食材を自分でパンズにはさんでハンバーガーを作って食べる方式となる。
最初に日本航空 開発部 客室開発グループ長 田中誠二氏から、企画のコンセプトと経緯が語られ「今までになかったJALらしい機内食を作りたいという思いから『AIRシリーズ』の展開を開始、その際のキーワードに『新しい驚きと楽しさ』というフレーズ定め、お客様にサプライズな演出を提供したいと考えた。そしてファーストクラスとビジネスクラスに提供する機内食と同様の品質でかつ革新性に富んだ機内食の開発を目指した。エコノミークラスはビジネスマンだけではなく、多種多様なプロフィールのお客様にご搭乗いただくため、幅広いお客様から愛される機内食を作らねばならないと考えた。その中で日本で広く愛されて親しまれているものを地上と変わらぬ味で提供したいという想いから、モスバーガーにコラボレーションを申し込んだ。機内で制約が多いため、断られるかと思ったが、櫻田厚社長は即断で『これは我々とJALさんの挑戦だ。なんとか空でおいしいモスバーガーを作ろう』と仰っていただけた。また、櫻田氏は『地上と変わらぬモスバーガーのおいしさを担保するのが必要。そのために一緒に頑張ろう』という暖かいお言葉をいただいた。これが2010年で2011年からご好評をいただいて毎年提供を開始している。そして今年になり、ようやく看板商品のモスバーガーを提供できるようになった。今回も自信を持って3月からご提供していく」と述べた。
次にモスフードサービス 新規事業部 新規事業開発グループリーダー 森本淳俊氏が「JALからは2011年の最初からモスバーガーを提供したいとご要望を頂いていた。機内で使える調理器具は限定されており、店舗のものとは大きく違うため、最初からモスバーガーは簡単にはできなかった。とはいえ、強いオファーがあったため『いつか実現したい』と思っていた。そこで研究開発を続けた結果、ようやく実現できた。特に苦労したのはミートソースだった。店舗では鍋でコトコトと煮込んでコクや美味しさを出しているが、機内ではそれができない。今の機内に積んである機材でどうやって提供するかを工夫し、苦節5年でようやくモスバーガーが提供できるようになった。もう一つ苦労した点としては、機内でお客様がモスバーガーを組み立てられるか?ということ。作りにくい部分もあるが、限界まで工夫して組み立てやすくした。また、野菜の提供時間が店舗では最大8時間以内のもを提供しているが、機内食では加工から提供までの時間が長くなるため、それに合わせて特別な状態、例えばトマトは店舗で出す際は完熟に近いよい状態にして提供するが、機内食では納品する際にはやや若いものを使用し、店舗で提供する味にできるだけ近くなるようにしている。その結果、店舗と出すものとほとんど遜色ない味となり、店舗で出来たてを食べるのと比べると85点までは達成、自信を持って提供できるものが完成した。アジアのモスから世界のモスになる足がかりにしたい」と語った。
【提供される路線】
成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/フランクフルト/パリ/ヘルシンキ/シドニー/バンクーバー(6月1日より)
羽田発ロンドン/パリ
関西発ロサンゼルス(3月20日より)