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三菱ふそう、リニューアルした震災復興の拠点「東北ふそう いわき支店」を公開

地下ピットを拡充して作業効率向上。太陽光発電装置も完備してCO2削減にも寄与

2014年11月20日リニューアルオープン

11月20日にリニューアルオープンした東北ふそう いわき支店

 三菱ふそうトラック・バスは、8月に発売した新型「エアロエース ショートタイプMM」、9月に一部改良を行った大型観光バス「エアロエース」の公道試乗会を実施した。

 ジャーナリストの西村直人氏による車両のインプレッションや「写真で見る」は後日掲載するが、ここでは試乗コースの立ち寄り先として設定され、短い時間ながら内部の見学会が実施された「東北ふそう いわき支店」についてご紹介する。

東北ふそう いわき支店
所在地:福島県いわき市常磐岩ヶ岡町沢目88-1
整備ライン:8ストール/検査ライン
営業時間:8時30分~19時
定休日:日曜日、祝日
Tel:0246-43-4131

 東北ふそう いわき支店は、3月に新設された「九州ふそう 八女サービスセンター」に続いてオープンし、現時点で最新の整備拠点として11月20日にリニューアルオープンした整備工場。常磐自動車道 いわき湯本IC(インターチェンジ)から約7km、国道6号からも近いという立地条件もあり、東北地方の南側を幅広くカバーしてきたが、近年は東日本大震災からの復興に向けた建設ラッシュで需要が大幅に増えている。そこで拡大したニーズに対応するべく、処理能力の向上や効率アップを目指して2013年12月からリニューアル工事に着手。既存の設備で日常業務を継続しながら施設のリノベーションが行われた。

東北ふそう いわき支店 支店長 吉田康彦氏

 支店について解説してくれた東北ふそう いわき支店 支店長の吉田康彦氏によれば、サービス品質の向上と作業効率を高めるため、整備車両をリフトアップすることなくフロア下のチェックや整備などの作業が行える地下ピットの拡充が大きなアピールポイントとのこと。

 また、今回の見学では時間がなく実物を見ることはできなかったが、建屋のルーフスペースには太陽光発電のパネルを設置。現状はまだテスト段階だが、将来的には余った電力の売電も計画している。この太陽光発電装置で発電した電力は、事務所入り口に設置されたエネルギー・マネジメントシステムで可視化され、スタッフの節電意識のモチベーションも高まったと説明された。このほかにもいわき支店ではLED照明、洗車排水再利用システムなどを導入し、CO2の排出量削減など環境に配慮した事業活動を推進しているとのこと。

車検整備などの完了後に最終チェックを行う完成検査場には、スタッフが立ったまま車両の下側スペースをチェックできる地下ピットを完備。エアツールなどのホースも用意され、ほかに大型のツールキャビネットを設置する地下ピットもあった
トラックやバスなどの大型車両を整備するため、ジャッキもフロアに備え付けられた油圧ジャッキやてこの原理を利用する大型ジャッキなど、日ごろは目にする機会の少ない機材が並ぶ
重量のある車体を支えるダブルタイヤはタイヤ自体も重いため、着脱時には「ホイールドーリー」という機材を用いる
こちらは整備で外されたと思われるリーフスプリング
小型二輪自動車から大型特殊自動車まで扱える指定工場となっている
事務所入り口に設置されたエネルギー・マネジメントシステムに電力使用量を表示。今後は太陽光発電パネルの発電量も表示する予定とのこと

(編集部:佐久間 秀)