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JAL、旧JASのシートや機内食用カートなどを販売する東北応援チャリティ・バザーを実施
(2015/3/8 16:50)
- 2015年3月8日 実施
JAL(日本航空)は3月8日、モデルプレーンや旅客機のシート、機内食用のカートなどを販売するチャリティ・バザーを東京・羽田空港で実施した。2013年5月より行なっている東北応援プロジェクト「行こう! 東北へ」の一環として行なわれたもので、その収益は全て応援プロジェクトに活用される。
このチャリティ・バザーは、JALのほか、JTA(日本トランスオーシャン)、JAC(日本エアコミューター)、ジャルパックなど、JALグループ各社が協力して、さまざまな商品を供与。B747-400のモデルプレーン、旧ロゴマークの航空機ポスター、文房具や記念CDなどが入った福袋、ファーストクラスで提供しているリラクシングウェア、機内用食器、その他オリジナルグッズを始め、JAS(日本エアシステム)の機材で使用されていたビジネスクラスおよびエコノミークラス用のシートや、機内食を配布する際に利用するカート(サービストローリー)、機内のオーブンで利用する内挿ラックなど飛行機ファン垂涎の品々も並んだ。
さらに、国内線ファーストクラスで2カ月間だけ提供していた岩手県産の復興米や宮城県産ひとめぼれなどのお米、東北の人々によるバザー用手作り商品など、東北復興にかける思いが込められた商品も用意されている。
会場は羽田空港国内線第1旅客ターミナル6階のギャラクシーホール。10時からの開場を待つ行列も作られ、先頭の人は第1旅客ターミナルがオープンする5時より早い、4時30分ごろに空港に到着したという。最終的に、10時の入場開始時点では300名ほどが列を成した。
会場は2つに分けられた。1つは機内食用カートや座席、1/50~1/144スケール級の大型モデルプレーンを扱う部屋で、こちらの商品は申し込みを行ない、13時に行なわれる抽選によって購入権利者が決まる仕組み。そのため、会場は落ち着いた雰囲気で、来場者はじっくりと商品を眺めていた。
もう一方の部屋が本会場で、さまざまな商品が並べられた通常販売のコーナーが並ぶ。こちらは“早い者勝ち”ということもあって、約30名ずつ様子を見ながら入場するようスタッフが調整してはいたものの、お目当ての商品を求める人の熱気が充満。枚数制限が設けられたポスターなどを脇から溢れんばかりに抱える人の姿が見られた。
また、こちらの部屋にはJAL会長の大西賢氏や、副社長の佐藤信博氏も来場。大西会長は会場の雰囲気を見て、「いいですね。この活気が東北の復興に繋がればいい」と笑顔を見せ、商品を一杯に抱える来場者にビニールバッグを差し出していた。
抽選販売の商品
本会場に並べられた商品
【お詫びと訂正】記事初出時、東北応援プロジェクト「行こう! 東北へ」の開始時期に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。