フランクフルトショー 2017

【フランクフルトショー 2017】本番に先駆けニューモデル続々。フォルクスワーゲングループ前夜祭レポート

「2025年までにグループ全体で50のEV、30のPHVを導入する」とマティアス・ミュラーCEO

2017年9月11日(現地時間)開催

記念撮影に臨むフォルクスワーゲングループの最高経営責任者(CEO)であるマティアス・ミュラー氏

 独フォルクスワーゲングループは、「フランクフルトモーターショー2017(IAA2017)」の開幕直前となる9月11日(現地時間)に、各ブランドのニューモデルをモーターショーに先駆け公開する「VOLKSWAGEN GROUP PREVIEW NIGHT」を開催した。

 フランクフルトショーの会場となるMesse Frankfurtで行なわれた「VOLKSWAGEN GROUP PREVIEW NIGHT」では、フォルクスワーゲンをはじめアウディ、シュコダ、ポルシェ、ベントレー、セアト、ランボルギーニなど各ブランドの展示車両が公開された。

 会の冒頭にはフォルクスワーゲングループの最高経営責任者(CEO)であるマティアス・ミュラー氏が、自動運転を実現するコンセプトカー「Sedric(Self driving car)」に乗って登壇。新戦略「Roadmap E」などについて説明を行ない、2025年までにグループ全体で50モデルのEV(電気自動車)、30モデルのPHV(プラグインハイブリッド)を導入し、2030年までにはグループのおよそ300のモデルで電動パワートレーンが選択できるようになると述べるなど、グループとして一層電動化にシフトしていくことを発表した。

コンセプトカー「Sedric(Self driving car)」に乗って登壇するマティアス・ミュラーCEO

 フォルクスワーゲンのブースでは、SUVと4ドアクーペのクロスオーバースタイルを持つ自動運転機能を備えたEVのコンセプトモデル「I.D.CROZZ」をはじめ、フランクフルトショーの直前に発表された新型コンパクトSUV「T-Roc」を展示。

 さらにアウディブースでは、EVコンセプトの「ELAINE」に加えて新型「A8」、ポルシェブースでは新型「カイエン」、ベントレーブースでは第3世代の新型「コンチネンタル GT」、ランボルギーニブースでは新型「アヴェンタドール S ロードスター」などがお披露目された。

EVのコンセプトモデル「I.D.CROZZ」
新型コンパクトSUV「T-Roc」
新コンセプトカー「AICON」に乗って登壇したアウディAGのルパート・シュタッドラー取締役会会長
EVコンセプトの「ELAINE」
新型A8
新型カイエン
新型コンチネンタル GT
新型アヴェンタドール S ロードスター

編集部:小林 隆