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アウディ、最高出力540PSのV10エンジンを搭載したオープントップモデルの新型「R8 スパイダー」

エンジンの片バンクを休止させる「シリンダーオンデマンド」採用

2017年6月6日 発売

2618万円

2010年に発売されて以来初めてフルモデルチェンジした新型「R8 スパイダー」

 アウディ ジャパンは、フラグシップスポーツモデルの新型「R8 スパイダー」を全国26店舗のAudi Sport店で6月6日に発売した。価格は2618万円で、ステアリング位置は左右から選べる。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
R8 スパイダーV型10気筒DOHC 5.2リッター7速Sトロニック4WD26,180,000円

 R8 スパイダーのボディサイズは4426×1940×1244mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2650mm。最高出力540PS、最大トルク540Nmを発生する自然吸気のV型10気筒DOHC 5.2リッターエンジンをミッドシップに搭載。7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、駆動方式は4WD(クワトロ)。車両重量は1720kg、乾燥重量は1612kgとなる。

 フレームにはアルミとCFRPを組み合わせた「アウディ スペース フレーム」を採用して、ねじれ剛性を先代モデルより50%向上。走行中でも50km/h以下であれば操作可能な油圧電動式のクロス製ソフトトップは20秒で開閉を行なうことができ、アルミニウムや鋳造マグネシウムのフレーム、CFRP製のトップコンパートメントカバーを採用することで、軽量化と低重心化に貢献している。

 また、エンジンの片バンクを休止させる「シリンダーオンデマンド」を採用して省燃費走行を実現。メーターパネル内に12.3インチのTFTディスプレイを設置してスピードメーターやタコメーター、ナビゲーションシステムといった情報をデジタル表示させる「アウディ バーチャル コックピット」やApple Car PlayとAndroid Autoを車内で利用できる「アウディ スマートフォンインターフェイス」といった装備を標準搭載。夜間に60km/h以上で走行すると点灯してハイビームの照射範囲を拡大する「アウディ レーザーライト」をオプションで用意するなど、走行性能だけでなく、ドライバビリティも高めている。

ボディサイドのエアインテーク部にサイドブレードを装着して、ミッドシップスポーツであることをアピール
リアは“水平ラインを強調する”というコンセプトで、幅広さと力強さを演出
左右それぞれに37個のLEDを内蔵した「LEDマトリックスヘッドライト」を標準装備