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ルノー、ニュルFF最速車「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR」などを来春限定発売

最高出力を273PSに向上させ、足まわりなどを強化。3モデル計210台を用意

ニュルブルクリンクでタイムアタックを行うメガーヌ ルノー・スポール トロフィーR
2015年早春発売予定

426万円~499万円

 ルノー・ジャポンは、「メガーヌ ルノー・スポール」の限定車「メガーヌ ルノー・スポール トロフィー(90台限定)」「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーS(60台限定)」「メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR(60台限定)」を2015年早春に発売する。価格は426万円~499万円。ハンドル位置はメガーヌ ルノー・スポール トロフィーRが左でそれ以外は右となる。

モデルエンジン変速機駆動方式乗車定員価格
メガーヌ ルノー・スポール トロフィー直列4気筒DOHC 2.0リッターターボ6速MT2WD(FF)5人4,260,000円
メガーヌ ルノー・スポール トロフィーS4,770,000円
メガーヌ ルノー・スポール トロフィーR2人4,990,000円

 メガーヌシリーズの3ドアハッチバックモデルとなるメガーヌ ルノー・スポールをベースとしたこの限定車シリーズでは、サーキット走行まで視野に入れた「シャシー・カップ」と呼ばれる基本構成を使い、エンジンセッティングに5000rpm以上の領域でトルクの落ち込みを抑制するチューニングを実施。さらにパワートレーンでは軽量なアクラポヴィッチ製チタンマフラーを採用し、最高出力を6kW(8PS)向上の201kW(273PS)/5500rpmとしたほか、最大トルク(360Nm)の発生回転数をベースモデルの3000rpmから3000-5000rpmとしている。

 また、エクステリアデザインではフロントマスクに専用F1タイプエアインテークブレード(トロフィー/トロフィーSがシルバー塗装、トロフィーRがレッド塗装)を装着。インテリアではシートをレザー調/アルカンタラコンビのレカロシートに変更し、ステアリングやシフトブーツ、サイドブレーキハンドルにもアルカンタラを使っている。

 上記の仕様変更に加え、トロフィーSではホイールをスピードライン製19インチブラックアルミホイールに変更し、ミシュランのパイロットスポーツカップ2と組み合わせる。さらにフロントダンパーはオーリンズ製1ウェイアジャスタブルダンパーに変更。最上位モデルに位置づけられ、ドイツのニュルブルクリンクで7分54秒36を記録して「量販FF車最速(2014年6月現在)」を誇るトロフィーRは、乗車定員を5人から2人に変更するといった大幅な変更で車両重量を1376kgから1297kgに軽量化。フロントサスペンションにコンポジットフロントスプリングを採用し、シートはアルカンタラ モノコックレカロシートに変更して走行性能を高めている。

フロントマスクの専用F1タイプエアインテークブレードやスピードライン製19インチホイールがレッド塗装となるメガーヌ ルノー・スポール トロフィーR。ボディーカラーは「ブラン ナクレ M」のみ
メガーヌ ルノー・スポール トロフィーRはニュルブルクリンクで7分54秒36を記録。量販FF車最速(2014年6月現在)のモデルとなっている
スピードライン製19インチホイール+ミシュラン パイロットスポーツカップ2やオーリンズ製1ウェイアジャスタブルダンパーで足まわりを強化したメガーヌ ルノー・スポール トロフィーS。ボディーカラーは「ジョン シリウスM」のみ
メガーヌ ルノー・スポール トロフィーは「ジョン シリウスM(15万6600円)」「ブラン ナクレ M(2万1600円高)」「ノワール エトワールM」「グリ カシオペM」の4色を設定

(編集部:佐久間 秀)