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アウディ、最新のエクステリアと新技術を採用した新型「A7 スポーツバック」発表会
セグメントトップを目指してエントリグレードに2.0TFSIを導入
(2015/4/8 00:00)
- 2015年4月7日開催
アウディジャパンは4月7日、新型「A7 スポーツバック」シリーズの発表会をアウディフォーラム東京で実施した。A7 スポーツバックシリーズの価格やグレード体系などは関連記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150407_696546.html)を参照されたい。
A7 スポーツバックは2011年に販売が始まったモデルで、クーペの持つスポーティさとエレガントさ、セダンの快適性とプレステージ性、アバントの優れた実用性を融合させたラグジュアリー4ドアクーペになる。新型のA7 スポーツバックは、アルミニウム素材と高張力鋼板を採用した軽量で高剛性なボディーや最新のシングルフレームグリル、マトリックスLEDヘッドライトなど、アウディが持つ最新の技術とデザインを採用している。
発表会で登壇したアウディジャパンの大喜多寛代表取締役社長は、新型A7 スポーツバックの解説に先立ち、2014年の国内販売について触れ、「昨年アウディは、国内での販売台数が3万台を初めて超えました。輸入車メーカーとして3万台超を販売したのはこれまで4メーカーで、アウディは19年ぶりに3万台を販売するメーカーとなりました。販売台数は10年前と比べると2倍となっていて、認定中古車も合わせると4万台を販売することができました。これまでも自信を持ってクルマを提供してきましたが、マーケットに受け入れられて嬉しく思います」と、アウディ車の販売台数が10年前と比較して2倍の3万1000台となったことを報告した。
そして、今後の戦略や販売予定のクルマに関しても語り、「国内の販売戦略としては、『日本のマーケットに合ったモデルの導入』『ブランドイメージの確立』『顧客満足度の向上』『大都市を中心に店舗数を増やす』の4つを掲げていきましたが、今年も継続して行います。また今年は、今回のA7に続けて、Q3、A1、TT、A3 e-tronと多くのモデルを国内に導入しますので、期待していてください」と、販売戦略と2015年の導入モデルについて説明した。
国内の販売状況に続き、新型モデルの詳細についてのプレゼンテーションに移った。大喜多社長は「A7とA6はアウディでいうCセグメントに属するモデルで、このセグメントはアウディのテクノロジーとデザインの方向性を常に示してきました。サルーン、アバント、クワトロや駆動系、エンジンなどで新規のものは、いつもCセグメントから発表してきたのです。それを端的に現しているのが自動運転のテストカーで、ホッケンハイムサーキットを240km/hで走行したのも、シリコンバレーからラスベガスまでの900kmを走ったのもA7です」と述べており、A7 スポーツバックには最新の技術やアウディが示す方向性が見て取れるとしている。
また、今回発表された新型A7 スポーツバックはアウディの最新技術が多く搭載されるとともに、先代に対して改良された部分も多数あるといい、「エクステリアは、シングルフレームの新デザイングリル、そしてヘッドライトやリアコンビネーションランプもよりスポーティなデザインになっています。また、ヘッドライトはA8で初導入したマトリクスLEDヘッドライトを使っています。オートハイビームは対向車や歩行者を認知して自動でヘッドライトのローとハイを切り替えます」とコメント。
そのほかの改良点としては、S7 スポーツバックとRS 7 スポーツバック以外は5人乗りになって実用性が増したこと、インターネットとクルマをつなぐアウディコネクトの採用により、快適なドライブが可能になったこと、そしてエントリーグレードとして、直列4気筒ターボの2.0 TFSIを搭載したモデルがラインアップされたことが挙げられる。
A7 スポーツバックシリーズの今年度の目標台数は1000台ということだが、プレミアムメーカーが販売する同セグメントのなかでナンバーワンを取りたいとのことだった。新型A7 スポーツバックシリーズは、8月にデリバリーが開始される2.0 TFSI quattroを除いて、全国のディーラーで4月21日に発売される。