ニューヨークショー 2018
【ニューヨークショー 2018】スバル、新型「フォレスター」世界初公開。居眠り検知する乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」初採用
ドライバーに合わせてシート、ドアミラー、空調設定まで自動調整
2018年3月29日 03:15
- 2018年3月28日~29日:プレスデー
- 2018年3月30日~4月8日:一般公開日
スバルは3月28日(現地時間)、第5世代となる新型「フォレスター」を米国 ニューヨークで世界初公開。ドライバーの居眠りなどを検知する乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を同社初採用した。今後、各国に順次導入され、米国向け新型フォレスターは2018年秋に販売開始予定。
新型フォレスターはスバルが最量販車種と位置付けるグローバル戦略車。同社初採用の乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」により、ドライバーの居眠りやわき見運転の検知機能に加えて、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整する機能を備えた。
新型フォレスター(米国仕様)の主な仕様は、ボディサイズが4625×1815×1730mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースが2670mm。最低地上高220mm。最高出力182HP/5800rpm、最大トルク176lb-ft/4400rpmを発生する「FA25型」水平対向4気筒DOHC 2.5リッター直噴エンジンを搭載。トランスミッションはCVT(リニアトロニック)を組み合わせ、駆動方式は4WDとなる。
新開発の水平対向4気筒 2.5リッター直噴エンジンは、従来の2.5リッターエンジンに対して約90%の部品を刷新して直噴化し、出力とトルクを向上。CVTのマニュアルモードは7速化された。また、SI-DRIVEの制御を最適化して、一部仕様ではスポーティな加速とダイレクトな変速を愉しむことができる「S#モード(スポーツシャープモード)」を設定。
ボディはホイールベースを2670mmに拡大することで、乗員同士の距離や後席のレッグスペースを拡大して快適な室内空間を確保。リアドア開度、開口エリアやCピラーの形状を最適化することで後席への乗降性を向上させた。また、最小回転半径を5.4mとして取り回しのよさも確保した。
カーゴスペースは最大1300mmの荷室開口幅とスクエアな形状を採用して積載性を向上。新型パワーリアゲートは、カーゴスペースに影響しない駆動ユニットを採用して開閉スピードを向上。さらに、リアゲートの自動閉操作から車両の施錠までを連続して行なうことができる新しいロックシステムを初採用した。
安全性能では、予防安全として運転支援システム「アイサイト」を全車標準装備。後退時自動ブレーキにより車両後退時の衝突回避または衝突による被害を軽減するほか、後側方警戒支援システムにより自車の後側方から接近する車両を検知。ステアリング連動ヘッドライトやハイビームアシストにより夜間走行時の視認性を向上させた。
また、走行安全として意図したとおりにクルマをコントロールできるアクティブトルクベクタリングを採用。衝突安全では、「SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)」によりクラストップレベルの乗員保護性能を実現。SRSエアバッグ(運転席/助手席)、SRSニーエアバッグ(運転席)、SRSサイドエアバッグ/SRSサイドカーテンエアバッグといった、計7つのエアバッグを全車標準装備する。
インテリアではピラー形状の最適化によって死角を減らして視界性能を確保。シート形状やクッションの素材を最適化することでドライビング時の疲労を軽減させる。
エクステリアカラーは、新色でフォレスター専用色となる「ジャスパーグリーン・メタリック」をはじめ9色を設定。また、随所にアクセントカラーやハイグロスブラックを配して専用アルミホイールなどを装備する仕様を設定する。