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ハイレゾ音源をパイオニアやケンウッドのデモカーで試聴できる「OTOTEN 2018」開幕
「カロッツェリア サイバーナビ Xシリーズ」に採用された銅メッキシャシーの展示も
2018年6月16日 19:15
- 2018年6月16日~17日 開催
- 入場無料
パイオニアやJVCケンウッドなど国内カーオーディオメーカーも参加する国内最大級のオーディオ展示会「OTOTEN 2018(OTOTEN AUDIO・VISUAL FESTIVAL 2018)」が6月16日~17日の2日間、東京国際フォーラムで開催されている。会場では、ハイレゾカーオーディオの試聴体験ができる各ブランドのデモカーも用意されている。入場は無料。
日本オーディオ協会が主催する同イベントには、80社を超える企業や団体が出展。カーオーディオからホームオーディオまで、機器の展示やデモ、各種イベントが実施されている。クルマ関連では、B1Fのロビーフロアに、JVCケンウッド、パイオニア、三菱電機、ハーマンインターナショナル、アルパインが出展。デモカーを用意して試聴体験を実施している。
ハリアーのデモカーを用意したJVCケンウッド
JVCケンウッドはトヨタ自動車「ハリアー」をデモカーとして用意。ヘッドユニットの「彩速ナビ」、スピーカー、サブウーハー、それぞれハイレゾ音源に対応したシステムを搭載した。
ブース担当者によると、ケンウッドとしてはスタジオで作られた音をそのまま車内にお届けする自然な音作りにこだわっているといい、試聴体験ではユーザーの好みに合わせてきめ細かなセッティングが可能な機能が用意されていることや彩速ナビとドライブレコーダーの連携機能なども紹介された。
レヴォーグに究極のシステムを搭載したパイオニア
パイオニアはデモカーとしてスバル「レヴォーグ」を用意。車内には銅メッキシャシーをはじめとする高音質パーツを使用した「カロッツェリア サイバーナビ Xシリーズ AVIC-CZ902XS」に「TS-Z1000RS」シリーズのトゥイーター、ウーファー、ウーハーを装備。さらに、それぞれのスピーカーにパワーアンプの「RS-A09X」を装備している。ブース担当者によると、現在パイオニアがラインアップする究極のシステムを用意したといい、高音質パーツを使用することによるS/Nのよさやハイレゾ音源による情報密度を感じてほしいと話した。
純正スピーカーの「プリウス」とDIATONEスピーカー搭載の「C-HR」でサウンドを聞き比べ
三菱電機はトヨタ「プリウス」「C-HR」の2台のデモカーを用意。プリウスは、純正スピーカーにDIATONE SOUND. NAVI「NR-MZ300PREMI」を組み合わせた。一方、C-HRは「NR-MZ300PREMI」に車載用DIATONEスピーカーシステムを組み合わせて、ユニット交換のみのサウンドと、ユニットとスピーカーを組み合わせたサウンドを体験できるという趣向。ブースの担当者によれば、DIATONEブランドとしては聞いていてぬくもりを感じられる音にこだわっているという。実際に試聴にはボーカルがメインとなる曲が用意され、目の前にアーティストがいるようなボーカルを引き立てる立体感を感じることができた。
このほかにも、ハーマンインターナショナルは、マークレビンソンの12スピーカーシステムが純正採用されたレクサス「LS」のデモカー、アルパインは「アルファード」のデモカーを用意してそれぞれ試聴体験できるようにしていた。
実際に記者も各デモカーで試聴してみたところ、3~4分といった数分の試聴であっても各社の音を聞き比べることで、それぞれが目指している音作りを理解することができた。複数のメーカーが集まってデモカーで試聴体験できる貴重なイベントとなり、自分好みのオーディオ環境を作り上げるのに参考になると感じた。