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トヨタ、12月発売の新型車からLINEのAIアシスタントを用いた新サービス「Clova Auto」導入
事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2018」で明らかに
2018年6月29日 06:00
- 2018年6月28日 発表
LINEは6月28日、舞浜アンフィシアター(千葉県浦安市舞浜)で事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2018」を開催。トヨタ自動車が12月から発売する新型車から順次、LINEのAIアシスタント「Clova」が利用可能になること、そのサービス名が「Clova Auto」になることを発表した。
Clova Autoは車載機とClovaが連携し、クルマの運転中でもLINEの音声操作・通話などを利用できるようにするサービス。例えば目的地の天気を調べる、LINEメッセージを送受信する、LINE MUSICで音楽を聞く、さらにClovaのスキルを利用するといったことが、運転中でも安全に行なえるようになるという。
壇上にはLINE 取締役 CSMOの舛田淳氏と、トヨタ自動車 常務役員 国内販売事業本部副本部長の長田准氏が登場し、Clova Autoについて説明した。
LINEはAIアシスタントのClovaを通じ、家の中とクルマの中といったユーザーの生活をシームレスにサポートしていくことを目指し、2017年に開催した「LINE CONFERENCE 2017」においてトヨタと基本合意書を締結。東京モーターショー2017でデモンストレーションを実施している。
Clova Autoは、トヨタが12月から発売する新型車において、対応車載器を選択することで利用できるようになる。また、今後はClova Autoによりドライブをシンプルにし、ドライブを楽しめるように、クルマにフォーカスしたさまざまな機能、サービスを実現し、サポートしていくとしている。
LINEは、トヨタが6月26日に発売した新型クラウン/カローラ スポーツにおいて、クルマに乗る前からLINEを介してクルマと会話し、カーナビの目的地設定、目的地の天気、ガソリンの残量確認などを行なえるようにする「LINEマイカーアカウント」に協力している。トヨタの長田准氏はこれらのサービスについて、「トヨタが自動車会社から新しいモビリティカンパニーになっていくための表われの1つであり、LINEとの協業を深めて、魅力的なサービスをこれからも提供していきたい」と、コネクティッドサービスへのさらなる意欲を示した。