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【静岡ホビーショー 2019】開幕。静岡県知事 川勝平太氏のアイデアで県内小中高校生5200人を招待
5月11日~12日に一般公開
2019年5月8日 13:38
- 小・中・高校生招待日:2019年5月8日(事前応募制)
- 業者招待日:2019年5月9日~10日
- 一般公開日:2019年5月11日~12日(入場無料)
プラモデルなどの新製品が展示されるイベント「第58回静岡ホビーショー」が5月8日、静岡県のツインメッセ静岡(静岡県静岡市駿河区)で開幕した。開催初日の5月8日は、イベント初の試みとして静岡県内の小中高校生が招待される「小・中・高校生招待日」となり、5200人の学生が来場予定。会期は5月8日~12日の5日間、5月9日~10日は業者向け商談日、一般公開は5月12日~13日で入場無料。
静岡模型教材協同組合が主催する静岡ホビーショーは、青島文化教材社、タミヤ、ハセガワといったホビーメーカーを中心に84社+2団体が出展するイベント。会場にはクルマやバイク、鉄道、航空機のスケールモデルやラジオコントロールモデル、アニメーションフィギュアなどの新製品が並ぶ。
2019年の静岡ホビーショーでは、静岡県内の小・中・高校生を招待する日が新設され、5月8日を「小・中・高校生招待日」として開催。これまでの4日開催から5日開催へ拡大した。
この新たな取り組みは、静岡県知事の川勝平太氏が2018年開催の静岡ホビーショーを視察した際、川勝県知事の「学生に見せたい。この教育効果はすごい」との感想を受けたもので、2019年の開催時には、学校教育の一環として静岡県内の小・中・高校生を招待する日を新たに設けることが決定された。
2018年より静岡県教育委員会、静岡市・浜松市教育委員会、私立学校は静岡県の私学振興課を通じて県内すべての小中高校に募集を募り、静岡市内のほか、掛川、川根、島田、焼津、富士、裾野の各地から小学校32校、中学校5校、高等学校13校の計50校が参加。2019年は静岡県内の小学生3000人、中学生800人、高校生1400人の計5200人が来場予定という。
会場では、各出展社が「模型業界の次世代を担う顧客の創造」という観点から、小・中・高校生招待日特別プログラムとして、初めてプラモデルなどに接する学生に向けてさまざまな体験プログラムを用意している。
イベントを主催する静岡模型教材協同組合の理事長でタミヤ 代表取締役会長 兼 代表取締役社長の田宮俊作氏は「今年は県知事のアイデアで初日を学生の日にするということで、開催を1日前倒しいたしました。小学生から高校生まで会場に来ていただいて、会場内は非常ににぎわいまして小学生の小さい子たちが興奮していて、県知事も会場内を見て大変喜んでいました」と、感想を述べた。
また、田宮氏は「われわれも今まで知らなかったのですが、プラモデルを触ったことがない学生が7割ということで、今日初めてプラモデルを作り上げて、また、それが動き出すという大変な経験をしていると思います。県の職員の方も学生がどれくらい来るのか心配されましたが、心配は杞憂に過ぎなかったと思います。これは今年だけでなく、毎年やるようにしたいと思っています」との期待感を話した。