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独フォルクスワーゲン、新型EV「ID.3」の量産開始
2021年から最大33万台/年のEVをツヴィッカウ工場で生産
2019年11月5日 14:12
- 2019年11月4日(現地時間)開催
独フォルクスワーゲンは11月4日(現地時間)、同社のツヴィッカウ工場で新型EV(電気自動車)「ID.3」の量産を開始したことを発表。同日、フォルクスワーゲン グループ CEOのヘルベルト・ディース氏、アンゲラ・メルケル独首相らが出席して記念式典が行なわれた。
ID.3は、EV専用の新型アーキテクチャ「MEB(モジュラー エレクトリック ツールキット)」をベースにした次世代EV。2020年夏から欧州全域で販売を開始し、量産モデルのベース価格は3万ユーロ未満としている。
航続距離が最大420km(WLTPモード)の58kWhのバッテリー搭載車が標準仕様となり、オプションで最大330kmの45kWhのバッテリー搭載車、最大550kmの77kWhのバッテリー搭載車の3モデルを設定している。ボディサイズは4261×1809×1552mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2765mm。
記念式典が行なわれたツヴィッカウ工場では、2020年に約10万台の電動モデルを、2021年から最大33万台/年のEVを生産することが明らかにされており、欧州で最大のEV生産工場になるという。