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伊ランボルギーニ、“究極のバーチャルカー”「ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ」公開

2020年春に「グランツーリスモSPORT」に登場予定

2019年11月22日~24日(現地時間) 開催

「ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ」

 伊ランボルギーニは11月24日(現地時間)、モナコで開催中の「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ」ワールドファイナルの会場において、「ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ」を発表した。同モデルは2020年の春にPlayStation4用ソフト「グランツーリスモSPORT」へ加わる予定。

 会場でフルスケールモデルが公開されたランボ V12 ビジョン グランツーリスモは、9月に発表された「シアンFPK 37」と同じV型12気筒 ハイブリッドエンジンを搭載するシングルシータースポーツ。イタリアのサンターガタにあるランボルギーニ チェントロスティーレがプロデュースした1台としている。

ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ
[日本語] FIA-GT選手権 2019 | ネイションズカップ | ワールドファイナル | 決勝

 エクステリアは、ランボルギーニ車に通じるシルエット「シングルセンターライン」、1968年に登場したコンセプトカー「マルツァル」にインスパイアされた「6角形をモチーフとするサイドウィンドウ」などを採用するとともに、大型のリアウイングやフロントとリア双方に特徴的なY字型ライトを備えた。

ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ

 メインボディはフェンダーから独立しており、ドライバーはジェット戦闘機のパイロットのように、クルマの前方からキャビンにアクセスする。ドライビングに必要な主要な操作系は未来的なステアリングホイール上に配置、すべての情報はドライバーの視線上にバーチャルに投影されるという。

メインボディはフェンダーから独立
ドライバーはジェット戦闘機のパイロットのように、クルマの前方からキャビンにアクセスする
マシンをアンベールするランボルギーニ チェントロスティーレ代表 ミトヤ・ボーカート氏(左)

 デザインを担当したランボルギーニ チェントロスティーレ代表 ミトヤ・ボーカート氏は「ランボ V12 ビジョングランツーリスモは、ランボルギーニとその未来的な熱望をこよなく愛する若いファンとゲーマーのために制作された究極のバーチャルカーです。これはランボルギーニのデザインにとってその才覚の翼を広げ、あらゆるランボルギーニ車のように魅力的で最高のドライビング体験を提供するだけでなく、軽量複合素材に代表される最先端のテクノロジーを押し進めるランボルギーニの取り組みをクルマとして形づくるための機会です」とコメント。

ランボ V12 ビジョン グランツーリスモ

 アウトモビリ・ランボルギーニ S.p.A. 会長兼CEOステファノ・ドメニカリ氏は「ランボルギーニは非常に若いブランドです。それこそが今日私たちがこの会場で、レーシングゲームとスーパースポーツカーを愛する若い世代の方々に未来的でクールなデザインを楽しんでもらうために、最新のビジョン グランツーリスモとフルスケールモデルを発表した理由です」とコメントしている。

アウトモビリ・ランボルギーニ S.p.A. 会長兼CEOステファノ・ドメニカリ氏(左)