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ホンダ、「シビック TYPE R」をマイチェン。新設定の軽量仕様について特設サイトで先行公開

2020年夏発売予定、軽量仕様のリミテッドエディションは秋発売予定

2020年2月20日 発表

マイナーチェンジが施された「シビック TYPE R」

 本田技研工業は2月20日、「シビック TYPE R」のマイナーチェンジを発表。夏頃の発売を予定していて、価格は未定。また、同時に軽量仕様となる「シビック TYPE R リミテッドエディション」も初公開した。リミテッドエディションは世界限定1020台で、日本には200台の導入予定。価格は未定。同日、特設サイトでリミテッドエディションの情報を先行公開した。

 今回のマイナーチェンジでは、「サーキット性能の進化」として、走行風をより多く取り込むことによる冷却性能の向上、冷却性能向上により減少したダウンフォースを取り戻すための空力チューニング、高温による“ディスク倒れ”を防ぐためのブレーキ性能の進化が行なわれてる。

 また「クルマとの一体感やダイレクト感の進化」として、サスペンションのジョイント部の加工とブッシュの剛性アップにより、ハンドリング性能はもちろん、タイヤの接地と制振性能の向上が図られた。

 さらにステアリングの表面をフィット感のよいアルカンターラ素材に統一し、シフトノブ形状を従来のTYPE Rに使われていた球体からティアドロップ形に変更。内部にカウンターウエイトを入れ、操作性をレベルアップさせたことで「ドライビング空間の進化」を実現している。

冷却性能向上のために13%拡張されたフロントグリル
フロントのブレーキローターは、放熱性にすぐれる2ピースのフローティングタイプに変更された
ステアリングはすべてアルカンターラが巻かれ、ブラックとレッドの2トーンカラー
球形からティアドロップ形に変更されたシフトノブ
シビック TYPE R リミテッドエディション
ボディカラーは1990年代のTYPE Rシリーズを連想させるサンライトイエローIIとブラックの2トーン

 シビック TYPE R リミテッドエディションは、防音材の不使用と鍛造アルミホイールの採用により、合計23kgの軽量化が図られているが、サスペンションのスプリングよりも下部の軽量化(鍛造ホイールの採用)は、スプリングよりも上にある物の軽量化よりも効果が大きく表れるため、コーナリング性能、路面追従性能を飛躍的に向上させている。

 なお、リミテッドエディションの購入方法については、決まり次第先行公開ページで案内される。

 より詳細な情報は「シビック TYPE R 開発担当が語る“速さのためのマイチェン3つの進化点」または「写真で見るホンダ シビック TYPE R リミテッドエディション、シビック TYPE R(2020年マイナーチェンジ)」を参照していただきたい。

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