ニュース

トヨタ、新型「ハリアー」発売。価格はガソリン299万円から、ハイブリッド358万円から

オンライン商談が可能に。サブスク「KINTO ONE」は月額5万4010円から

2020年6月17日 発売

ガソリン:299万円~443万円

ハイブリッド:358万円~504万円

 トヨタ自動車は6月17日、4代目となる新型「ハリアー」を発売した。ガソリンとハイブリッドがあり、どちらも5グレードを設定。価格はガソリンが299万円~443万円、ハイブリッドが358万円~504万円。

 すでに4月中旬に「新型ハリアー特設サイト公開。走行中の前後方映像録画機能を採用して6月ごろ発売」と事前情報が発信された4代目ハリアー。乗り味については、先日行なわれた「4代目となったトヨタ新型ハリアーに速攻試乗。“都会派”にますます磨きがかかる」を参照して頂きたい。本稿では価格や詳細なスペックを紹介していく。

 新型ハリアー発売に際し、トヨタはオンラインでの取り組みを推進。オンライン商談では、ユーザーは自宅にいながら指定した販売店で詳細な見積りシミュレーションや、営業スタッフとのメッセージ交換が行なえるなど、Web上での商談が可能になった。また、愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」では、見積りから申し込み、契約までのすべてをWeb上で完結できるという。7年プラン・ボーナス併用払いなしの場合、月額5万4010円(Gグレード・ガソリン仕様 2WD、ディスプレイオーディオ、スマホ連携パッケージの場合)から利用可能となる。

新型ハリアー、気になる価格は?

 ハリアーは1997年12月に新ジャンル“都市型SUV”として初代モデルが発売され、2003年2月に2代目、2013年12月に3代目が発売されてきた。そして4代目ハリアーでは見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く“感性品質”を重視し、SUVというカテゴリーを超えて「より人生を豊かにするパートナー」という新たな価値を提示。

 すでにグレードは特設サイトで公表されていたが、価格は6月17日に発表となった。3代目には設定のあったターボは廃止され、ハイブリッドとガソリンの2モデル展開で、3代目ハイブリッドはE-Four(4WD)のみだったが、今回は2WD(FF)も選択できるようになった。ハイブリッドもガソリンも同じグレード設定となり、すべて2WD(FF)と4WDを選択できるようになっている。

4代目ハリアーフロントビュー
リアビュー
ガソリン仕様の価格一覧
グレードエンジントランスミッション駆動方式価格
Z“Leather Package”直列4気筒 2.0リッター「M20A-FKS」型ダイナミックフォースエンジンDirect Shift-CVT2WD(FF)4,230,000円
4WD4,430,000円
Z2WD(FF)3,930,000円
4WD4,130,000円
G“Leather Package”2WD(FF)3,710,000円
4WD3,910,000円
G2WD(FF)3,410,000円
4WD3,610,000円
S2WD(FF)2,990,000円
4WD3,190,000円
ハイブリッド仕様の価格一覧
グレードエンジン&トランスミッション駆動方式価格
Z“Leather Package”直列4気筒 2.5リッター「A25A-FXS」型ダイナミックフォースエンジン+リダクション機構付のTHS II2WD(FF)4,820,000円
E-Four5,040,000円
Z2WD(FF)4,520,000円
E-Four4,740,000円
G“Leather Package”2WD(FF)4,300,000円
E-Four4,520,000円
G2WD(FF)4,000,000円
E-Four4,220,000円
S2WD(FF)3,580,000円
E-Four3,800,000円

内装(インテリア)のポイント

Z“Leather Package”(ハイブリッド・E-Four)

“Leather Package”の内装色はブラック(ダークグレーステッチ)とブラウン(ブラウンステッチ)の2色があり、シート表皮は本革(一部合成皮革)。ZおよびGの内装色はブラック(ダークグレーステッチ)、ブラウン(ブラウンステッチ)さらにグレー(ベージュステッチ)の3色となり、シート表皮はファブリック+合成皮革となる。Sの内装色はブラック(ダークグレーステッチ)のみで、ファブリックのシート表皮となる。なお、標準色は全グレードともブラック(ダークグレーステッチ)となっている。

 また、S以外はオープントレイのサイドパネル、センターコンソールのアッパーパネル、ドアスイッチのベースパネルに加飾が施されるほか、ZおよびGの“Leather Package”のみステアリングヒーターを搭載し、さらに電動ランバーサポート付きの運転席が4ウェイ(通常は2ウェイ)仕様となっている。

内装色:ブラック(画像はハイブリッドZ“Leather Package”)
内装色:ブラウン(画像はハイブリッドZ“Leather Package”)
内装色:グレー(画像はハイブリッドZ)

 エンジンスイッチ照明、LEDダウンライト(カップホルダー照明)、LEDマップランプ、LEDドームランプ、オープントレイ照明からなる「イルミネーテッドエントリーシステム」は全車標準装備となり、フロントの足下とサイドドアハンドル、コンソール、助手席ミッドパット照明はS以外に標準装備される。また、フロントドアスカッフイルミネーションとエンブレム付きドアミラー足下照明(ウェルカムライト)は、ZおよびZ“Leather Package”のみ標準装備となる。

 空調は全車、左右独立温度コントロールフルオートエアコンを搭載するが、ハイブリッドは運転席集中モードが付き、ガソリンは前席集中モードが付く。また、エアコンを操作するヒーターコントロールパネルは、ZおよびZ“Leather Package”のみ突起物がなくフラットな静電タッチタイプとなり、GおよびG“Leather Package”とSはダイヤルタイプが採用されている。

 さらにS以外には、花粉、アレルギー物質、ニオイ、カビ菌、菌・ウイルス、PM2.5などを除去してくれるパナソニックの「ナノイーX」が標準装備となる。

12.3インチディスプレイのトヨタマルチオペレーションタッチと静電タッチタイプのヒーターコントロールパネル
G、G“Leather Package”、Sは、8インチのディスプレイオーディオとなる

 ZおよびZ“Leather Package”には、12.3インチの大型モニターでFM多重VICS対応、フルセグTV、USB入力、9スピーカー(12chアンプ)、T-Connect、スマートフォン連携(SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Auto)、音声認識、Bluetooth対応の「T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム」が標準搭載される。また、GとG“Leather Package”は、36万9600円プラスでディスプレイオーディオからのグレードアップが可能となる。

 GおよびG“Leather Package”とSは、8インチの「ディスプレイオーディオ」が標準装備。ワイドFM対応、USB入力、6スピーカー、T-Connect、スマートフォン連携(SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Auto)、音声認識、、Bluetoothにも対応する。

和をモチーフにしていて、透過状態を「明」、調光状態を「和」、閉じた状態を「暗」と呼ぶ

 調光パノラマルーフ(電動シェード&挟み込み防止機能付き)は、19万8000円でZとZ“Leather Package”のみメーカーオプションとして装着することが可能。車量は20Kg増となる。

 なお、この調光パノラマルーフについては「トヨタ新型「ハリアー」で初採用の「電動シェード付パノラマルーフ」は障子のようなやわらかな光を演出」で、トヨタ自動車 MS製品企画 ZD 主査の小島利章氏が詳しく解説しているので、参考にして頂きたい。

運転サポートも充実

 自車を上から見ているような映像を映し出すことで駐車などをサポートしてくれる、シースルービュー機能付パノラミックビューモニターは、ZとZ“Leather Package”のみプラス6万500円のオプションとして設定されている。

 また、ZとZ“Leather Package”には、カーナビゲーションがこれから走る道路上の情報を先読みして、その情報をもとにハイブリッドシステムがより効率的にバッテリーの充放電を制御することでハイブリッド車両の実用燃費を向上させてくれる「先読みエコドライブ(先読み減速支援、先読みSOC制御)」を標準装備する。

 新型ハリアーがトヨタ初採用となる走行中の前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラー。従来のデジタルインナーミラーにドライブレコーダーの機能が追加され、より安心・安全が高められた。S以外には標準装備されるが、Sでも8万8000円でメーカーオプション装着が可能となっている。ちなみにSには防眩ミラーが標準装着される。

デジタルミラー状態
鏡面ミラー状態

 なお、デジタルインナーミラーについては「トヨタ新型『ハリアー』採用の前後方向映像を録画できる『デジタルインナーミラー』について聞いた」で、細かく記載しているので参考にしてほしい。

 また、デジタルミラーと同様にS以外のグレードには、スーパーUVカット・IRカット・撥水機能付きフロントドアグリーンガラスと、雨滴感応式オートフロントワイパー(ミスト機能付)が標準装備されている。さらにスピードなどをフロントガラスに投影することで視線の移動を減らしてくれるカラーヘッドアップディスプレイは、ZとZ“Leather Package”のみ標準装備されている。

USBポートは2口装備
シガーソケットは1口

 センターコンソールにはUSBポートが2口備わり、ひじ掛けの中にはシガーソケットを内蔵する。ラゲッジスペース右側の「アクセサリーコンセント」は、ハイブリッドモデルが非常時給電システム付きのAC100V・1500Wでプラス4万4000円。ガソリンモデルはAC100V・100Wでプラス8800円で、どちらもメーカーオプションとなる。また、スマートフォンを置くだけで充電できる「おくだけ充電」は、全車1万3200円のオプション設定となっている。

外装(エクステリア)

フロンバンパーとリアバンパーのメッキガーニッシュはS以外は標準装備される。Sのみフロントのアッパー部分のみの装着となる
リヤルーフスポイラーは、ZとZ“Leather Package”はボディ同色で、その他のグレードはブラック塗装となる

 外装色は、ブラック、ダークブルーマイカ、スレートグレーメタリック、スティールブロンドメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン(プラス3万3000円)、センシュアルレッドマイカ(プラス3万3000円)、プレシャスブラックパール(プラス5万5000円)の全7色が設定される。

 装着タイヤとホイールは各グレードごとにサイズが異なり、ZおよびZ“Leather Package”は、225/55R19タイヤ&19×7J高輝度シルバー塗装アルミホイール、GおよびG“Leather Package”は、225/60R18タイヤ&18×7J切削光輝+ダークグレーメタリック塗装アルミホイール、Sは225/65R17タイヤ&17×7Jシルバー塗装アルミホイールとなる。また全車タイヤパンク応急修理セットを搭載しているが、メーカーオプション1万1000円でスペアタイヤ(応急用T165/8017ST)にすることも可能。ただし、ハイブリッド車の場合スペアタイヤを選択すると、ラゲッジスペースのアクセサリーコンセントは装着できなくなる。

ドアハンドルはSのみボディ同色で、その他のグレードはメッキタイプとなる
写真はZとZ“Leather Package”用の19インチ
ラゲッジスペース下部にはタイヤパンク応急修理セットやジャッキが収納されている

 S以外には、挟み込み防止と停止位置メモリー機能付きのパワーバックドアが標準装備されるが、ZおよびZ“Leather Package”にはさらにハンズフリー機能が備わり、リアバンパーの下に足をかざすだけでバックドアが開く。

走る歓びと上質な乗り心地

 4代目ハリアーの骨格はTNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォーム GA-Kを採用。ボディの高剛性化と低重心化を図り、ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りを両立。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式を採用し、バランスの取れた高剛性ボディにおいて、前後サスペンションジオメトリの最適化も図られている。また、ドライバーが予測できるクルマの動きを求め、目線の動きに着目。視線がブレないことでドライバーが疲れ難く、そして重厚感としなやかさを合わせ持つ乗り心地を実現するという。

 走り出した瞬間や高速走行時の車両挙動の収束性を向上するため、極微低速域でもスムーズなストロークの動きを確保したショックアブソーバーを採用。接地感あるフラットな乗り心地を実現した。さらに、ブレーキ制御によりコーナリング中のアンダーステアを抑制する「アクティブコーナリングアシスト」を搭載。ステアリングの切り始めのレスポンスがよく、軽快な操舵感を持つ電動パワーステアリングと相まって、意のままに車両をコントロールする心地よさを両立した。車内は吸遮音材・制振材の効果的な配置や高遮音ガラスの採用など、徹底した振動、遮音対策により、さまざまな道路環境においても心地よい静粛性を追求した。

ハイブリッド仕様主要諸元
ハイブリッド仕様には、2.5リッターダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)を採用したハイブリッドシステムTHSIIを搭載。E-Four(電気式4WDシステム)と組み合わせた4WD車は、力強くシームレスな走りとともにWLTC走行モード燃費21.6km/Lを実現。選択肢を広げる新設定の2WD車もWLTC走行モード燃費22.3km/Lを達成する
Z“Leather Package”ZG“Leather Package”GS
全長×全幅×全高mm4740×1855×1660
ホイールベースmm2690
トレッドmm(フロント/リア)1605/1625
最小回転半径m5.75.5
最低地上高mm190
室内長×室内幅×室内高mm1880×1520×1215
車両重量Kg16901680166016501620
エンジン型式A25A-FXS
排気量 cc2487
最高出力 kW(PS)/rpm131(178)/5700
最大トルク Nm/rpm221/3600-5200
フロントモーター型式3NM
最高出力 kw(PS)88(120)
最大トルク Nm202
リアモーター型式4NM
最高出力 kW(PS)40(54)
最大トルク Nm121
燃料消費率(WLTCモード)km/L22.3(E-Four 21.6)
市街地(WLTCモード)19.5(18.9)
郊外(WLTCモード)25.1(24.2)
高速道路(WLTCモード)22.1(21.4)
ガソリン仕様主要諸元
ガソリン仕様には、2.0リッターダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)にDirect Shift-CVTとの組み合わせをラインアップ。ダイレクト感ある走りとともに優れた低燃費を追求し、WLTC走行モード燃費は、2WD車で15.4km/L、4WD車で14.7km/Lを達成した
Z“Leather Package”ZG“Leather Package”GS
全長×全幅×全高 mm4740×1855×1660
ホイールベース mm2690
トレッド(フロント/リア) mm1605/1625
最小回転半径 m5.75.5
最低地上高 mm195
室内長×室内幅×室内高 mm1880×1520×1215
車両重量 Kg16001590158015701530
エンジン型式M20A-FKS
排気量 cc1986
最高出力 kW(PS)/rpm126(171)/6600
最大トルク Nm/rpm207/4800
燃料消費率(WLTCモード) km/L15.4(4WD 14.7)
市街地(WLTCモード) km/L11.3(11.0)
郊外(WLTCモード) km/L15.7(14.9)
高速道路(WLTCモード) km/L18.0(17.1)

 なお、寒冷地仕様はSグレードがプラス3万3000円で、その他のグレードはプラス1万7600円となる。