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ホンダF1 山本雅史MD、F1テストに参加する角田裕毅選手に「F1というものを、さらに深く探求して学んでほしい」

アルファタウリ・ホンダのレーシングスーツに身を包む角田裕毅選手(イモラテスト時) (C)Getty Images / Red Bull Content Pool

 12月13日(現地時間)、2020年シーズンのF1最終戦となる第17戦アブダビGPの決勝レースがヤス・マリーナ・サーキットで開催された。結果は、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が優勝。今シーズン2勝目を挙げた。

 決勝レース後、ホンダF1 山本雅史マネージングディレクター(以下、山本雅史MD)によるオンライン記者会見が行なわれた。山本雅史MDは、12月15日火曜日に実施される「F1ヤングドライバーテスト」に参加する角田裕毅選手にふれ、「F1というものを、さらに深く探求して学んでほしい」と語った。


ホンダF1 山本雅史MD:

 角田選手については今年本当にF2で、最後のバーレーンなんか厳しい環境の中、非常にメンタリティも強く、1年本当に戦ってくれたことにまず感謝したいと思います。

 明後日(12月15日火曜日)のルーキーテストについては、しっかりプロらしく1日のメニューをこなして、F1というものをさらに深く探求して学んでほしいなということを彼とも話してます。

 火曜日はそれをきっちりやり遂げると。チームとのコミュニケーション含めてですね。それでフランツ(アルファタウリ・ホンダ チーム代表 フランツ・トスト氏)が、どのように評価するか後で聞いてみたいと思います。

 もし来シーズン、いい形で彼が新たなステージを迎えられたときは1年目ということで、ルーキーとしてきっちりとF1をと。この前イモラで乗った後話したら、「F2からF1、2つぐらいカテゴリを間に挟んでもいいぐらい違いますよ」って言ってました。それぐらいやっぱり、違う。異なるという意味では、しっかりルーキーとしていろんなことを学んでほしい1年にしてほしいなと。

 目先の結果を求めるのではなくてですね、やっぱりいいもん持ってるんで、どんどんどんどん積み上げて、毎戦毎戦成長していく。今年のF2みたいに、毎戦毎戦成長していく姿を見れたらなあと思ってます。

アルファタウリ・ホンダ代表フランツ・トスト氏と語る角田裕毅選手(イモラテスト時) (C)Getty Images / Red Bull Content Pool

 角田裕毅選手は2020年シーズンはF2に参戦。ルーキーイヤーであったが3勝を挙げるなどして年間ランキング3位を獲得。その豊かな才能を世界に知らしめるとともに、F1に参戦するのに必要なスーパーライセンス取得を確実にしている。

 F1が最終戦を終えたため、角田選手のF1参戦については近く何らかの発表があるものと見られており、2021年シーズンに角田選手が所属するチームはテストを行なうアルファタウリ・ホンダが最有力と言われている。

ホンダF1 田辺豊治テクニカルディレクター(左)、ホンダF1 山本雅史マネージングディレクター (C)Getty Images / Red Bull Content Pool