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BMW、新型「X1」発表会 コンパクトクラスのEV「iX1」を前面に押し出した展示
2023年2月20日 11:38
- 2023年2月17日 開催
ビー・エム・ダブリューは2月17日、新型「X1」の製品発表会とともに「#Discover your JOY BMW Drive&Feel」と題した発売記念イベントを東京・六本木の東京ミッドタウンで行なった。
会場では新型X1の実車と特徴が紹介されるとともに、トークセッションではモデルの滝沢眞規子さん、俳優の井浦新さん、モデルの島袋聖南さんと石倉ノアさん夫妻がX1の感想と、BMWのテーマである“JOY”について語った。
純電気自動車のiX1のみを展示した発表会
新型X1は直列4気筒 2.0リッターターボガソリンエンジンを搭載する「X1 xDrive20i」と、システム全体で最高出力200kWのEV(電気自動車)「iX1 xDrive30」がある。どちらにもエレガントに仕上げた「xLine」とスポーティさを増した「M Sport」の2つのデザインラインが同価格で用意される。
会場にはガソリンエンジンモデルの展示はなく、iX1 xDrive30のxLineとM Sportを展示。EVを前面に押し出した展示となった。
発表会では、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン本部長の遠藤克之輔氏がBMWのXモデルが国内の販売数の3分の1を占める人気カテゴリーになっていること、BMWのスローガン「駆け抜ける喜び」をXモデルも例外なく備えていることなどを紹介。その一方で、BMWは2013年発売の「i3」からEVの市場を開拓し、i3の後は大きなクラスのモデルでEVを展開してきたが、iX1で再びコンパクトクラスに導入したことを紹介した。
遠藤氏は「iX1の一充電走行距離は465kmまで。遠くのキャンプ場に行く、家族と旅に出る、友達とドライブに行く。こういったさまざまなシーンで幅広く活用いただける」と語り、航続距離の長さも強調した。
カーブドディスプレイなど、新しいインターフェース採用
続いて、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン・プロダクトマネージャーのプリュボ・ケビン氏が登壇し、X1についての説明を行なった。
プリュボ氏はエクステリアでは、力強い印象を与えるスクエアなキドニーグリル、X字に伸びるキャラクターライン、丸目4灯のヘッドライトを最新のデザインとしたアダプティブLEDヘッドライトなどフロントまわりの特徴や、リアの立体的な造形を施したLEDテールランプを紹介。また、サイドのドアハンドルは出っ張りのないフラッシュハンドルとした点は空気抵抗を抑えて燃費にも寄与していることも紹介した。
インテリアについては、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化し、運転席側に傾けたカーブド・ディスプレイとし、これまでのiDriveコントローラーを廃止してタッチスクリーンの操作に集約したコクピットデザインになったことを「これがX1とiX1の洗練されたキャラクターデザインをより一層際立たせた」と紹介した。
シートやトランク容量については、BMWで多く採用している40:20:40の可倒式分割リアシートの採用もあり、通常時で540L、リアシートを倒した場合に1600Lまで広がること、テールゲートも足でトランクを開閉できるオートマチックテールゲートが標準装備であることも強調した。
また、スマートフォンをキーにできる「BMW デジタル・キー・プラス」を採用しており、5台までバーチャルキーとして登録可能。iMessageなどを利用して家族が友人に送信できることなども紹介した。
プリュボ氏はまた、iX1のEVとしての性能についても言及。1充電あたりの航続可能距離が465kmであることだけでなく充電性能についても触れ、電池残量10%から80%までの充電にかかる時間は、家庭などの普通充電でBMWウォールボックスを設置して利用すると約6時間30分、急速充電では90kW出力の充電器で47分。急速充電が30分間という制限のある場合は10%から55%まで回復させ、200km走ることができるとした。
#Discover your JOY BMW Drive&Feelの紹介で、ゲスト4人のトークセッション
発表会では、BMWが2月17日から開始した#Discover your JOYキャンペーンの紹介も行なわれた。1泊2日の試乗モニター・キャンペーンや、全国5か所でX1とiX1の試乗ができる「#Discover your JOY BMW Drive&Feel」などを行なうものとなる。
発表会ではさらに滝沢眞規子さん、井浦新さん、滝沢眞規子さん、島袋聖南さんと石倉ノアさん夫妻を招き、トークセッションを行なった。
18歳で免許を取ってクルマが大好きという滝沢さんは「クルマを選ぶとしたら、すごいポイントがたくさんありすぎて……1つ選ぶとしたらデザイン」と語ったほか、クルマのサイズ感についても東京で走るにはちょうどいいとし、カーブドディスプレイについては「お掃除がラクそう」と評価。また、スマートフォンをキーにして転送もできるBMW デジタル・キー・プラスについては「すごい衝撃だったんですけど」と驚いた様子。
一方、クルマは操作性と荷物が積めることにこだわるという井浦さんは実際にX1を見た感想として「言いたいことはすごくいっぱいあるが、まずデザインで、至るところに“X”が仕込んであるので見つけることがちょっと楽しく、素敵だなと思った」と語り、カーブドディスプレイのカーブの具合からドライブモードで設定が細かくできる点など多くが語られた。
島袋さんと石倉さん夫妻は、2022年に子供が生まれたばかり。そのことから、島袋さんは子供を抱いたままトランクが開けられるテールゲートのスマート・オープナー機能が気に入った様子。
一方の石倉さんは、iX1のキドニーグリルについて「電気自動車となるとエンジンを冷やさなくていいので閉じてる!」と驚くとともに、夏の暑い日にクルマに乗るときは自分が先にクルマに乗って車内の熱気を逃がすことをしていたが、EVなら遠隔でエアコンをONできる点について「ものすごいポイントが高い」と評価した。