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チャレンジプログラム3期生が“マツ耐”参戦に向け「マツダミュージアム」と「ジムカーナ」を初体験
2025年7月26日 14:32
マツダは“モータースポーツをより身近に、仲間とつながり、共にスピードスポーツを楽しむコミュニティ”として「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING」を2022年4月立ち上げ、「スーパー耐久シリーズへの道」と「バーチャルからリアルへの道」の2つの段階を設けたチャレンジプログラムを展開している。
3年目を迎えた「バーチャルからリアルへの道」では、市原拓真さん、佐藤真太朗さん、大原悠暉さん、瀬川彰斗さん、中村匠都さん、能條裕貴さんら3期生6人が、7月27日に筑波サーキットで開催される「マツダファンエンデュランス(通称:マツ耐)」参戦に向けて活動中だ。
6月末には、マツダの広島本社敷地内にある「マツダミュージアム」を見学。中国の長安マツダ汽車有限公司が開発・製造する日本未導入のバッテリEV「EZ-6」や、北米向けラージ商品群の「CX-90」、現行のND型ロードスターの最新モデルなどを眺めたのち、ミュージアム見学ツアーに参加。ガイドさんの説明を熱心に聞きながら、マツダの歴史や功績、デザインや開発思想などに触れていた。
ミュージアム見学後は、ブランド体験ビジネス企画部 モータースポーツ体験グルーブ 主幹 後藤憲吾氏による勉強会を実施。サスペンション構造を備えた模型や、エンジンやトランスミッションのカットモデルなども用意され、構造や役割、原理など基礎的な技術を学び、自動車に対する理解を深めていた。
また、チューニングショップTCRを営みながらチャレンジプログラムのチーフインストラクターも務める加藤彰彬氏は、トランスミッションが壊れる理由や、壊しやすい操作などノウハウを伝授した。
マツダ主催の「ジムカーナ・エクスペリエンス」に参加
ミュージアム見学と勉強会を実施した翌日は、タカタサーキットにてマツダ主催の“走る・曲がる・止まるを体験できる参加型モータースポーツ”の「ジムカーナ・エクスペリエンス」に参加。ジムカーナは広場にパイロンを設置してコースを作り、スタートラインからゴールラインまでのタイムを競うもの。
ギヤは1速~2速しか使わず、速度域も低いのが特徴で、サーキットのようにコースアウトしてガードレールにクラッシュといった心配もなく、1回の走行時間も45秒~60秒と短く、コース内には1台しか入らないなど、初心者でも安心して楽しめるモータースポーツ。
ただし、コースがないので自分で理想のラインをイメージしながら走る必要があるし、パイロンスラロームやタイトコーナーが多いためステアリング操作やペダルワークは忙しくなり、決してサーキットより簡単という訳ではない。
とはいえマツダは、あくまで“体験(エクスペリエンス)”としてイベントを実施していて、SUVや1BOXも走行できるクラスも準備しているほか、マツダ車以外もOKとしていて誰でもマイカーで楽しめるイベントとなっている。
午前中は基礎コースで、愛車の操作とそれにともなう動きを体験。3回の走行枠が設けられているが、希望すれば1回は助手席でアドバイザーのお手本ドライビングを体感することも可能。午後はコースレイアウトを少し変更して、「模擬ジムカーナ大会」が実施される。あくまで体験がベースなので、マツダは“模擬”としているとのこと。
今回のコースレイアウトで鬼門となったのがで、手前の1周まわっている最中に見失いがちな11番のパイロン。ここではチャレンジプログラム3期生もミスコースしていたし、実際に「難しいポイント」とコメントしていた。また午後の模擬ジムカーナでは、コースレイアウトが変更された後半の16~19番の8の字に走るエリアで、ミスコースが多発。参加者を困らせていた。
チャレンジプログラム3期生は、お互いに「ギヤは何速を使っている?」など情報交換をしながら初めてのジムカーナを楽しんでいた。ちなみに3期生のほとんどが、短い区間でシフトのアップダウンをしているとロスのほうが大きいと判断して、2速固定で走っていた。
ちなみにジムカーナ・エクスペリエンスでは、パイロンタッチは1本5秒加算、ミスコースはすぐに気が付いて修正できれば問題ないが、気づかずに次のパイロンへと進んでしまうと失格=タイム計測なしとなる。
こうしてマツダの思いやジムカーナを経験したチャレンジプログラム3期生は、いよいよ7月27日に筑波サーキットで開催されるマツ耐に挑む……。
































