トピック

ホンダアクセス、ツインリンクもてぎでModulo体感試乗会開催

50名の参加者がModuloパーツが生む「楽しい走り」をじっくり&たっぷり体験

2016年3月21日 開催

ツインリンクもてぎ 第2アクティブセーフティトレーニングパークで開催された「Modulo体感試乗会」

 ホンダアクセスは3月21日、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)の第2アクティブセーフティトレーニングパークでユーザー参加型イベント「Modulo体感試乗会」を開催した。

 このイベントは、ホンダ車ユーザーをはじめ、ホンダ車に興味を持っている他社ユーザーにもModulo仕様車を試乗してもらうことで、Moduloによるカスタマイズについて体感してもらうことが目的。

 参加募集はホンダ関連トピックを扱う「Honda Style」とCar Watchが共同で実施。両媒体の誌面を通じて参加を募ったが、1カ月弱の募集期間に多数の応募が寄せられる盛況ぶりを見せ、Moduloパーツに興味を持つユーザーが多いことをうかがわせた。

約7倍という競争率から選ばれた50名の参加者。朝の9時30分スタートながら、早朝からほとんどの人が来場済みという活気のあるスタートになった

 当日の朝方は雲も多く肌寒さも感じたが、上着さえ着ていれば問題ないという気候。試乗会の開始時刻は9時30分からだったが、8時ごろにはほとんどの参加者が集合しているほど期待と熱気を感じさせる雰囲気だった。そして開会時刻になると、テント内で開会の挨拶とドライバーズブリーフィングが行なわれた。

 この試乗会では2タイプの試乗方式が用意されていて、1つは本田技研工業「S660」のModulo仕様(AT車も用意)で、ツインリンクもてぎ内の「第2アクティブセーフティトレーニングパーク」内に作られた特設専用コースの試乗を行なうもの。

 ちなみに、S660の試乗車のカスタム内容としてはアクティブスポイラー、フロントフェイスキット、リアロアバンパー、サスペンション、スポーツブレーキパッド、ディスクローター、アルミホイール「MR-R01」などが装着されている。

 そしてもう1つはツインリンクもてぎ内のコース脇にある外周路を利用するコースで、こちらでは軽自動車が2車種、普通車が2車種の計4車種を試乗車として用意。ラインアップを紹介すると軽自動車は「N-BOX Modulo X」と「N-ONE Modulo X」を用意。Modulo XシリーズはホンダがModuloのノウハウを取り入れたコンプリートカーで、N-BOX Modulo Xではサスペンション、フロントエアロバンパー、フロントブレーキディスクローター(レッド塗装)、リアバンパーガーニッシュ、エンブレム、セレクトレバー、金属製シルバーインパネがModulo仕様になり、専用セッティングが施されている。

N-ONE Modulo X

 N-ONE Modulo Xは、フロントエアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュ、リアエアロバンパー、高剛性バンパービーム、サスペンション、フロントブレーキディスクローター(レッド塗装)、ブレーキパッド、CVTセッティング(Sレンジ)、EPSセッティングがModulo仕様となり、N-BOX Modulo X同様に専用セッティングが与えられている。

 普通車は「ジェイド RS」と「ステップワゴン スパーダ」(旧モデル)。ジェイド RSの足まわりにはスポーツサスペンションと18インチアルミホイール「MG-015」が装着され、エクステリアもフロントロアガーニッシュやテールゲートスポイラーが装備されている。ステップワゴン スパーダにはスポーツサスペンション、17インチアルミホイール「MG-004」、SPADAエクステリアパッケージなどが装着され、Moduloが提案する走りの楽しさをミニバンで実現している。なお、今回は展示のみとなったが、東京オートサロン2016の会場で発表された新型ステップワゴンのコンセプトモデル「STEP WGN Modulo Concept」も車両展示された。

この試乗会では2つの試乗コースが用意された。1つはツインリンクもてぎの「第2アクティブセーフティトレーニングパーク」内に作られた特設専用コースでのS660 Modulo仕様の試乗。そして広大なツインリンクもてぎ内のコース脇にある外周路を使った1周約6分の試乗。こちらはN-BOX Modulo XとN-ONE Modulo X、ジェイド RS、ステップワゴン(旧モデル)の4モデルで行なう
会場では話題の新型「シビック TYPE R」と初代モデルの「NSX タイプS」、コンセプトモデル「STEP WGN Modulo Concept」などが展示された。これらのクルマには車内に乗りこむこともOK

 また、当日はModuloパーツの開発担当者や商品企画担当者も会場に来ており、商品についての疑問や質問がある人は、開発に携わった人から直接その疑問の答えが聞ける機会ともなっていた。

 それぞれの車両紹介に続いて、S660 Modulo仕様の試乗コースについての説明。今回のコースは90°コーナー、スラローム、ストレート、緩やかなコーナー、S字とバラエティに飛んだ設定だが、コース幅はすべてパイロンを使ってタイトな幅に規制されている。とくに最終コーナーあたりはS660の車幅(1475mm)プラス約25cmという幅に設定されているのだが、これはスピードが出すぎないよう制限する安全対策だけではなく「S660 Modulo仕様の特性を感じてもらいやすくするため」との説明だった。

 試乗は全長約900mのコースを2周が1セット。車速制限もあり、1周目は40km/h、2周目は50km/hとなっていた。数字だけを見るとゆっくりした試乗に思えるが、前記したとおりコース幅を絞っているので走行ラインは1本。この速度でも十分なスピード感と緊張感が演出されており、「Moduloパーツが生み出す『4輪で舵を切る感覚』をしっかりと体感できるコース」だと説明された。

 次に外周路を使う試乗についての説明だが、会場となったツインリンクもてぎの内のコース脇にある外周路は制限速度が30km/hに指定されている。この速度で走ると今回の試乗コースは1周約6分かかり、十分に時間を取った試乗コースとなる。また、途中は対向車も来れば一時停止して曲がる交差点もあり、乗車定員内なら同伴者も同乗できる(チャイルドシートも用意されていた)ので、実際の市街地走行に近い条件で試乗できるようになっていた。

ホンダアクセスのModulo開発担当者や商品企画担当者も来ていた。試乗時には参加者からの質問に応対していた

 さて、試乗についての説明が終わったところでゲストの紹介だ。まずはSUPER GTのドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングに華を添える「2016 Moduloスマイル」の水村リアさんが登場。水村さんはこの日がModuloスマイルとしての今年初仕事ということで、今回のイベントではトークショーなどでのMCを務めていた。

 次に登場したのはModulo開発アドバイザーを務める土屋圭市氏。土屋氏からは「ようこそいらっしゃいました。ここにいるみなさんは7倍という応募の倍率から選ばれた人たちです。今日1日、楽しんでいって下さい」と堅苦しさのない挨拶で、試乗前ということで少し緊張感があった会場の雰囲気を一気に明るくしてくれた。続いてはドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングの道上龍監督。この日は同乗走行のドライバーも務めるということで、今ではなかなか見る機会のないレーシングスーツ姿で登場した。

 道上監督は前日に岡山国際サーキットで行なわれていたSUPER GTのテストが終わったあと、その足でもてぎ入り。真面目な道上監督らしいていねいな挨拶から入ったのだが、土屋氏から「暗い」とひと言。するとそのアドバイス(?)に従って「今日はみなさんといっしょにホンダアクセスのクルマのよさを体験していきたいと思いますのでよろしくお願いします」と明るく締め、会場から笑い声と大きな拍手が湧いた。

 その道上監督からドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングに所属する2名のドライバーが紹介された。最初に呼ばれたのはお馴染みの武藤英紀選手、そしてマクラーレン F1マシンのテストドライバーも務めるオリバー・ターベイ選手だ。この試乗会では土屋氏、道上監督、武藤選手、ターベイ選手の4人が、試乗コースだけでなく、ツインリンクもてぎの東コースで同乗走行も行なうという豪華なプログラムも盛り込まれている。

ドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングに華を添える2016 Moduloスマイルの水村リアさんがMCを務めた
ゲストドライバーが紹介された。非常に豪華な顔ぶれである
Modulo開発アドバイザーを務める土屋圭市氏
ドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングの監督、道上龍氏
ドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングのドライバー、武藤英紀選手
ドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングのドライバー、オリバー・ターベイ選手
ダイジェスト/土屋圭市氏/ホンダレーシングドライバー開催挨拶(2分17秒)

S660オーナーが驚くModulo仕様の走り

第2アクティブセーフティトレーニングパーク内にS660 Modulo仕様の試乗のために設定されたコース

 今回は参加者が50名と多いので、先にS660 Modulo仕様の試乗をするグループと、もてぎ内のコース脇にある外周路で試乗を行なう2つのグループに分かれてそれぞれの試乗会場に向かった。Car Watchは、まず第2アクティブセーフティトレーニングパークでのS660 Modulo仕様の試乗組に同行。

 ドライバーズミーティングにあったように、ここでの試乗はコースを2周する。制限速度は1周目が40km/hで、クルマとコースに慣れた2周目は50km/hまでアップしてもOK。試乗時は助手席にホンダアクセスのスタッフが同乗するので、走行中に気がついたことなどをその場で質問できる体制だ。

 順番に試乗を行なう参加者たちは、タイトなコース設定でもパイロンタッチなどなくスムーズに試乗会が進行。そして試乗を終えてクルマから降りてくる参加者の顔はほぼ笑顔である。そこでCar Watchでは何人かの参加者に声を掛け、S660のModulo仕様の印象についてインタビューしたので、ここからはその声を紹介しよう。

S660 Modulo仕様はMT車2台、AT車1台が用意された。カスタム内容はアクティブスポイラー、フロントフェイスキット、リアロアバンパー、サスペンション、スポーツブレーキパッド、ディスクローター、アルミホイールのMR-R01が装着されている
試乗コースはS660 Modulo仕様の特性が体感しやすいようなレイアウトになっている。スタート地点から約90°の1コーナーを曲がるとスラローム。そのあとはストレート~緩やかなコーナーと続いて速度が乗る設定。そのあとはS字コーナーになっていて減速も必要となり、S字を抜けると左コーナーからスタート地点に戻るというコース。コース幅は約1.7mで設定されている
試乗後の参加者はランダムでHonda Styleからもインタビューされていた。2周という短い試乗だが、参加者はそれぞれに気に入るポイントを掴んでいた
参加者による試乗の終了後、同じコースで土屋氏、道上監督がドライブするS660 Modulo仕様の助手席同乗試乗も行なわれた
S660 Modulo仕様 道上龍監督/土屋圭市氏 同乗走行(2分14秒)
S660 Modulo仕様 道上龍監督同乗走行 オンボード映像とインタビュー(2分25秒)
武藤選手とターベイ選手によるデモ走行が行なわれたが、闘争心の強い現役ドライバー同士だけに、デモ走行と言うより2人のバトル?と思えるほど迫力満点の走行だった
岩上裕一さん(ホンダ S660 コンセプトエディション)

 自分でもS660に乗っていますが、なんかもう別格という感じでした。ノーマルもいいクルマだと思っていますけど、Modulo仕様はそれ以上。とくにコーナーリングが安定しているんですよね。行きたい方向に行ってくれる印象で、乗っていて気持ちよかったのは、まずスラローム、そしてスピードが乗る緩やかなコーナーです。乗り心地に関しても硬いイメージがありましたが、まったくそうではなく乗り心地もよかったです。同乗走行では道上監督の横に乗せてもらいましたが、とにかくスゴイのひと言。震えが出たくらい感激の走りでした。

大槻節雄さん(ホンダ インサイト改 HKS GTスーパーチャージャー仕様)

 ノーマルの試乗でも過激に走らせたことがありますが、ステアリング操作をしたときの操縦安定性の高さが全然違う。アンダーが出ることもなく、フロントからキッチリと曲がってくれるというイメージです。ロール感もないので、そういう面でも乗りやすさを感じました。ブレーキの効きのよさも感じました。同乗走行は土屋さんの横でかなり過激な走りを体験しましたが、S660はシート形状もいいので身体が揺さぶられることもなかったです。生涯手元に置くクルマとしてS660を検討してますが、Modulo仕様はかなりいいですね。

田崎厚憲さん(ホンダ NSX)

 私は以前、サーキット走行やドライビングスクールなどにも参加していましたので、多少はクルマに乗り慣れていると思っています。その経験から見てもModulo仕様はよく曲がります。行きたいところに行けるし、その曲がり方もイメージどおりで気持ちがいいです。試乗コースでとくに面白かったのはスラロームですね。切り返し時はアクセルON/OFFの荷重移動とステアリング操作が連動してくれました。「ドライバーの感覚に合う」という表現がいいかもしれないですね。NSXと比較してもステアリングを切ったときに自分を中心に曲がる感覚など、本質的に同じだと思いました。

真船 厚さん(デリカD:5)

 このデリカD:5のほかに初期型のS2000を持っています。S660 Modulo仕様に乗ってまず感じたのが、ステアリングを切ったときのノーズの入りがいいことでした。これはS2000でも感じることです。ただ、リアの挙動に関してはS660 Modulo仕様のほうが安定感がある気がします。今回のコースはS660に合わせたというだけに、スラロームやS字は楽しかったです。ヒラリヒラリと行くようなコースで気持ちよく走れるクルマだと思いました。ここもS2000と比較すると、S2000もスラロームやS字は得意ですが、その動きには多少ナーバスな印象があります。S660のほうが安心して乗れるのではないでしょうか。

吉川健児さん(ホンダ S660)

 自分のクルマにはエナペタルのサスキットが入っているので、Moduloの足まわりはロールが大きく感じます。でも、これはこれで楽しいと感じました。自分のクルマはスポーティに動くぶん乗り心地にその影響があるのですが、Modulo仕様は乗り心地がしなやか。それでいてスラロームは動きのよさを楽しめました。自分のクルマは足まわりだけでなくECUなどにも手を入れていますが、実はブレーキを変えていないのでそこを試したいと思っていました。でも、今回のコースにはスピード制限もあったので、ブレーキの効きやフィーリングについては正直試せていません。

長沼宏明さん(ホンダ S660)

 足まわりが変わっているので乗り心地が硬いのかなと思っていましたが、乗り味はしなやか。スラロームでの収まりもよい感じでした。ステアリングの切り始めの動きもいいと思いました。ただ、自分のクルマで今回のようなコースを走ったことがないので直接的には比べられません。でも、比較するということじゃなく、Modulo仕様の足まわりは乗り心地やペースを上げたときの感覚などすべてに「あと付け感がまるでない」という印象です。試乗車はブレーキもModulo製に変えてあったのですが、今回のコースはブレーキをあまり使わずに走れてしまうので、そこは試す機会がなかったですね。

藤本英則さん(BMW MINI クロスオーバー ジョンクーパーワークス)

 国産スポーツから輸入車まで、17~18台のクルマを乗り継いできましたが、このModulo仕様はすごいよかったですね。とは言え、正直なところ自分で乗ったときはディーラーで試乗したクルマとの違いが分かりませんでしたが、土屋さんの横に乗ったとき、かなりの速度域ながら、あの動きができることには驚きました。硬いのではなく粘るような挙動が印象的でした。実はS660を買うつもりで予約を入れていましたが、7カ月経っても納車にならずと言う状態でした。そうこうしているうちに、試しにと申し込んでおいたシビック TYPE Rが購入できることになったので、S660はキャンセルしてしまいました。でも、まだ諦めていませんよ。

土屋圭市氏が語るS660 Modulo仕様の魅力

S660 Modulo仕様の見どころについて語ってくれた土屋圭市氏

 第2アクティブセーフティトレーニングパークでは午前組の試乗が終わったあと、土屋氏と道上監督がドライブするS660の助手席に座れる同乗試乗会も行なわれた。土屋氏、道上監督共に今ではドライバーを育てる立場にいるが、現役時代は第一線で活躍したレーシングドライバーということで、その走りはまさに圧巻。一般参加者が「50km/hでもかなりプレッシャーがある」というコースを100km/hオーバーの速度で駆け抜けていく。しかし、見ていても危険だとか怖いと感じさせることなく、「とてつもない速度でスムーズに走っている」という表現が似合う光景だった。

 同乗試乗を終えた土屋氏にS660 Modulo仕様の印象をうかがうことができたので、そのコメントを紹介しよう。

 土屋氏は「今回のコースは横幅をタイトさに仕上げてあって、緊張感や圧迫感がある作りなので、ここを走るお客さんたちは面白いと思ってくれるはずですよ。そしてこのコース幅のなかで、このクルマをどう動かすかがポイントで、普通のクルマだとフロントが逃げたり、リアが逃げたりしてパイロンに当ててしまうところだけど、S660 Modulo仕様ならほんとにちゃんと4輪が路面に食い付いているのがすごく分かる。ここは今回乗ったお客さんに感じてほしい部分でもあります」

S660の特徴的な装備である「アクティブスポイラー」もModuloの用意する純正オプションパーツだ

「軽自動車という概念を越えるしっとりとした質感を持ちつつ、スポーツカーとしての楽しさも維持していく。すごい難しいところを狙っていますが、それができているクルマです。だから開発にかなり時間が掛かったと思いますよ。このコースならどこのセクションでもその楽しさを感じられますが、とくに面白いのは奥にある緩いコーナー。ここは(同乗試乗では)90km/hオーバーで飛び込んでいくコーナーですが、そこでも4輪がちゃんとグリップしているのが分かるし、それくらいの速度域ならエアロパーツの効果も出ますので、ノーマルのS660オーナーならそのへんの違いも分かるかもしれません」と語ってくれた。

会場には特設ステージも設けられ、お昼にはゲストによるトークショーも行なわれた
キッチンカーも用意されていたのでお祭り気分で食事も楽しめた
自分の愛車に武藤選手などからサインを書き込んでもらっている参加者もいた
会場の各所にModuloのスタッフがいるので直接説明が聞ける。これも貴重な機会だろう
Moduloは、SUPER GTのGT500クラスに参戦するドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングにホイールを供給している。会場ではその「Moduloレーシングホイール」の現物も展示された。サイズはフロントが18×12Jで、リアは18×13J。PCDは15H-φ110。素材は鍛造アルミ A6000系。製法はアルミニウム鍛造の総切削製法。重量はフロントが9.5kg、リアが10kg
会場には各試乗車のカタログが置かれていたが、数が一番減っていたのはやはりS660
土屋圭市氏/ホンダレーシングドライバー トークショー(18分48秒)

約6分の外周路試乗で感じたModulo仕様の魅力

外周路の試乗はジェイド RSとステップワゴン(旧モデル)、N-BOX Modulo XとN-ONE Modulo Xの4台

 続いてはツインリンクもてぎ内のコース脇にある外周路を使って行なわれた試乗会。こちらの試乗車はジェイド RSとステップワゴン(旧モデル)、N-BOX Modulo XとN-ONE Modulo Xの4台。それでは試乗した参加者のコメントを紹介していくが、残念ながら今回はN-BOX Modulo Xに乗った方と取材のタイミングが合わず、この車種のみコメント未掲載となる。

ジェイド RS
ステップワゴン(旧モデル)
N-BOX Modulo X
N-ONE Modulo X
参加ユーザー走行体験/ツインリンクもてぎ コース外周(1分59秒)
新井和則さん(ホンダ オデッセイ)試乗車:ジェイド RS

 自分は「シビック」や「CR-X」に乗っていたので、家族ができてからも背の高いクルマにはあまり興味がありませんでした。そこでは購入したのがRB1(3代目)のオデッセイで、このクルマは使い勝手も走りもスタイルもいいクルマです。でも、子供も大きくなり、それに伴ってクルマの使い方に変化が出たので、ジェイド RSに興味を持ちました。試乗コースではワダチや荒れた路面も走りましたが、突き上げもなく乗り心地はよかったです。クルマの動きもよさそうな印象でしたが、速度制限があったのでそれは試せませんでしたね。

前田公介さん(ダイハツ工業 エッセ)試乗車:N-ONE Modulo X

 このクルマ(エッセ)にはD-SPORT製のショックアブソーバーを入れてあるので、クルマの動きはスポーティですが、そのぶん硬さを感じています。試乗したN-ONE Modulo Xはスポーティな足のわりにはしなやか。固めた足なのにガツンとくるところがなくて、すごく乗りやすかったです。イメージ的には軽自動車の乗り味ではなく普通車です。あと、室内の静粛性がいいですね。エンジンの音もそんなに聞こえてこないので、質感もいい印象でした。S660にも興味はあるのですが実用性も大事なので、そこを考えるとN-ONEになりますね。

阿部邦彦さん(日産自動車 ティーダ&マーチ 12SR)試乗車:ステップワゴン

 もともとスポーティなクルマが好みです。それだけにミニバンは所有したことがないのですが、興味はあるのでステップワゴンに試乗させてもらいました。この手のクルマはふわふわ感のある乗り味かと思っていましたが、足を変えるとこれだけしっかりするのだなという印象です。試乗コースはアップダウンもありましたが、エンジン特性とミッションの設定がいいのか、かったるい印象はなくスムーズでした。スポーティカーに乗ってきた人がミニバンに乗り替えるとしても、これならクルマの楽しみを継続できるのではないかと思います。

大木駿平さん(ホンダ ヴェゼル)同乗者:高橋純也さん 試乗車:ジェイド RS

 ヴェゼルを買うときに候補としてあったのがジェイド RSでした。結果的にヴェゼルを選びましたが、ジェイド RSの1.5リッターターボエンジンは気になる存在でした。乗った印象は思っていた以上に力ありましたね。1.5リッターの排気量とは思えない感じです。それにクルマ全体の質感がよいと思いましたし、運転に対してもクセがないので乗りやすい印象を受けました。とくに自分のヴェゼルはブレーキの効き方が強めに感じていますが、ジェイド RSはブレーキを踏んだときの感覚が自分の感性に合っていたので、そこも好印象でした。

締めはシビック TYPE Rも走行した東コース試乗会

イベントの締めくくりとなった東コース同乗試乗会

 朝から盛り上がった試乗会もいよいよ大詰め。締めくくりはツインリンクもてぎの東コース(セカンドアンダーパスの通過後にホームストレートを通らず、4コーナーにショートカットするルート)で、土屋氏、道上監督、武藤選手、ターベイ選手がドライブするNSX タイプS、シビック TYPE R、そしてS660 Modulo仕様の助手席に乗れる同乗試乗会が行なわれた。SUPER GTも開催される国際コースでの試乗だけに満足度も高く、試乗を終えた参加者はみんな興奮した顔でクルマから降りてきていた。

 それにしても、S660 Modulo仕様の試乗やそのクルマでの土屋氏、道上氏の同乗走行、ステップワゴンなどのModulo仕様のコース脇にある外周路試乗もあり、試乗の合間にはゲストのトークショーも行なわれ、最後は貴重な体験となる本コースでの同乗試乗も用意されるなど、非常に豪華なイベントになった今回の「Modulo体感試乗会」。次回の開催があるときはぜひ応募して、Moduloパーツが生み出す走りの楽しさをたっぷり味わってみてはいかがだろう。

途中でショートカットするルートとはいえ、ツインリンクもてぎの本コースを土屋氏、道上監督、武藤選手、ターベイ選手がドライブするクルマに同乗できる機会はそうそうあるものではない。稀少で貴重な体験だ
NSX オリバー・ターベイ選手同乗走行 もてぎ東コース(3分)
CIVIC Type-R オリバー・ターベイ選手同乗走行 もてぎ東コース with くるタム(1分40秒)
天気もよく満足度もたっぷりだった「Modulo体感試乗会」。次回開催があったときにはぜひ応募して、Moduloが生むスポーティで楽しい走りを体験してほしい

協力:株式会社ホンダアクセス

(Photo:安田 剛/深田昌之/Photo:深田昌之/Movie:石岡宣慶)