NEXCO中日本、新東名開通後1カ月間の交通状況
静岡県内の渋滞は9割減少、NEOPASAの来場者数は述べ593万人

新東名高速道路

2012年5月18日発表



 NEXCO中日本(中日本高速道路)は5月18日、新東名高速道路 御殿場JCT(ジャンクション)~三ヶ日JCT間 開通後1カ月間(4月17日~5月16日)の交通状況と整備効果を発表した。

 開通後1カ月間の平均交通量は、平日4万1000台/日、休日5万7000台/日。静岡県内の新東名と東名高速道路の交通量の合計が20%以上増加した。とくに、ゴールデンウイーク期間中の静岡県内の交通量は、東名高速が大きく減少し、新東名が増加している。

開通後1カ月間の平均交通量(平日)開通後1カ月間の平均交通量(休日)開通後1カ月間の平均交通量(ゴールデンウイーク期間中)

 また、開通後1カ月間の10km以上の渋滞状況の変化については、開通前が65回(東名)であったのに対し、9割減の5回(新東名4回、東名1回)に。この5回は、いずれもゴールデンウイーク期間中に発生している。

 そのほか、新東名の商業施設であるNEOPASA(7個所)の1カ月間の述べ来場者数は593万人となり、一般道からの来場者も多かったと言う。

 新東名では、休息施設にヘリポートが設置されているが、遠州森町PA(パーキングエリア)で発生した急病人に対してドクターヘリが出動。医師による迅速な医療処置を実施できたと言う。

 そのほか、4月23日早朝に発生した東名の通行止めでは、新東名への迂回傾向がみられダブルネットワークが機能、新東名に接続する三遠南信自動車道では、交通量が1.4~1.8倍に増加し、救急救命活動における搬送時間の短縮や周辺施設における観光行動圏の拡大などの効果があったとしている。

(編集部:谷川 潔)
2012年 5月 18日