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英マクラーレン、V8ツインターボ搭載で最高速340km/hの「マクラーレン セナ」新画像公開

生産台数500台は完売。0-100km/h加速は2.8秒

2018年2月7日(現地時間)発表

「マクラーレン セナ」

 英マクラーレン・オートモーティブは2月7日(現地時間)、「第88回ジュネーブ・モーターショー」でワールドプレミアする「マクラーレン セナ」の新たな画像と情報を公開した。マクラーレン セナは、元F1ドライバーである故アイルトン・セナの名を冠したロードカー。価格は67万5000ポンド(約1億193万円)で生産台数は500台限定。すでに所有者は決定しているとのこと。

 英国のマクラーレン・プロダクション・センターで手作業で組み立てられるというマクラーレン セナは、最高出力800PS/7250rpm、最大トルク800Nm/5500-6700rpmを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションはデュアルクラッチシームレスシャフトの7速ギヤボックスを組み合わせ、駆動方式は後輪駆動。

 エンジントルクはわずか3000rpmで700Nmに達するといい、そのパフォーマンスは0-100km/h加速は2.8秒で、0-200km/h加速は6.8秒、最高速は340km/h。

 カーボンファイバー製Monocage IIIシャシーやカーボンファイバー製ボディ・パネルを採用して、車重は「McLaren F1」以来最軽量となる1198kg。パワーウェイトレシオは1.49kg/PS。ボディデザインは、フロントとリアのアクティブ・エアロダイナミクス、リア・ウィングにより、250km/hで走行時のダウンフォースが800kgという。

 ブレーキシステムは、CCM-Rカーボンセラミック製のブレーキディスクを採用。製作には7カ月を要し、冷却ベーンは成型ではなくディスクを使って機械加工される。また、Formula 1にインスパイアされたフロントのキャリパーは、ペダルの感覚を維持するために超剛性仕様のモノブロック・デザインとし、温度を下げるために6つのベンチレーテッドタイプピストンを使用する。

 マクラーレン セナは5つの「By McLaren」仕様が準備され、「ステルス・コスモス・ブラック」「トロフィー・キュアノス・ブルー」「トロフィー・ミラ・オレンジ」「ビジョン・ピュア・ホワイト」「ビジョン・ビクトリー・グレー」という5つのエクステリア・パネルに合わせてコントラストを利かせたカラーをフロントのエアロブレード、フロントの内部フェンダー、ブレーキ・キャリパー、ドアのガス・ストラットやシートの縫い目に配する。

 また、18の外部ペイント・カラーを追加費用なしで指定できるほか、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が提供するMSOカラーパレットより、さらに16のカラーをオプション装備として選択可能。さらに、MSOビスポーク・サービスを通じて、事実上あらゆる種類の色を作り出すことができるという。