ニュース

フォルクスワーゲン、東京 虎ノ門に新しい“遊び場”「新虎ヴィレッジ」期間限定オープン

10月5日~2020年3月29日。虎ノ門ヒルズの向かいに登場

2019年10月5日~2020年3月29日 期間限定オープン

虎ノ門ヒルズの向かいに出現した「新虎ヴィレッジ」

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、東京 虎ノ門に新しい“遊び場”として「新虎ヴィレッジ」(東京都港区西新橋2-16-6)を10月5日~2020年3月29日(営業時間:10時~18時)の期間限定でオープンする。これに先立ち、10月4日に新虎ヴィレッジを報道陣に公開した。

 同社は近年、人を中心とした活動を積極的に実施しており、2018年からブランド体験キャンペーン「Play On!」を、2019年からはワーゲンバスを無償で貸し出し、各地のイベントを盛り上げる“バスカスフェス”といった取り組みを行なっている。

 今回の発表はその活動に続くもので、イベント会場を無償で貸し出す“バショカス”としてさまざまな団体や企業が自由に利用できる空間、新虎ヴィレッジをオープンした。この新虎ヴィレッジはアムステルダム アートシティー「NDSM」主宰で、都市計画のパイオニアであるエヴァ・デ・クラークさんをプロデューサーに迎えるとともに、アーティストプロデューサーのピーター・エルンスト・クーレン氏、スペイン人アーティストのオクダ・サン・ミゲル氏、建築家の中川エリカさんという世界で活躍する4名のクリエイターが空間をプロデュース。

 会場はカラフルなストリートアートで彩られるとともに、リユースされた廃材を用いるというユニークな空間。講演などを行なう「STAGE AREA」、ピクニック気分を味わえる「EAST AREA」、机と椅子が常設されてワークショップなどが行なえる「WEST AREA」「SOUTH AREA」の4エリアで構成される。また、会場にはキッチンカーが常設され、プロのシェフがそれぞれのアイデアを料理で自由に表現するオリジナルメニュー「まかないフード」を提供する。期間によってシェフが替わり、ここでしか食べられないユニークなメニューが楽しめるという。

新虎ヴィレッジは講演などを行なう「STAGE AREA」、ピクニック気分を味わえる「EAST AREA」、机と椅子が常設されてワークショップなどが行なえる「WEST AREA」「SOUTH AREA」の4エリアで構成
新虎ヴィレッジはカラフルなストリートアート、リユースされた廃材で構成されたアート空間

新しいモノやコトが生まれることを期待

 10月4日に行なわれた発表会には、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 代表取締役社長のティル・シェア氏とともに、エヴァ・デ・クラークさん、ピーター・エルンスト・クーレン氏、まかないフードをプロデュースするARBOR Executive Chefの入江誠氏らが登壇してそれぞれあいさつを行なった。

 初めに登壇したティル・シェア社長は、「フォルクスワーゲンは“ピープルズカー”をブランドミッションとしております。つまり主役はクルマではなく人であると考え、人を中心とした活動を進めてまいりました。その活動の中で、2018年からブランド体験キャンペーンとして“Play On!”を展開し、暮らしや趣味といった幅広いテーマにおいてフォルクスワーゲンらしい遊び心溢れる体験を提供してきました。2019年はその活動を進化させ、ワーゲンバスを無償で貸し出してイベントを盛り上げる“バスカスフェス”を4月よりスタートさせました。日本全国で6万3000人を超えるお客さまにフォルクスワーゲンを体験していただきました」と、これまでの活動について報告。

 そして今回の新虎ヴィレッジについては、「今回は形を変えて、イベント会場を無償で貸し出す“バショカス”ということで、これまで以上に多くの方々とさらにつながっていくために盛り上げていきたいと思います。また、新虎ヴィレッジはさまざまな人が作るオリジナルコンテンツ、イベント、ショップが6か月間にわたり次々と登場します。それぞれの人や団体、企業パートナーが思い思いのアイデアを持ち寄り、交流することで新しいモノやコトが生まれることを期待しています。この新しい遊び場の最大の特徴は、訪れた人の想像性を刺激するストリートアートで彩られ、リユースされた廃材を使って皆さまにユニークでオープンな空間を提供しています。これは4名の世界的なアーティストが集まることで、この素晴らしい空間が生まれました。そして新虎ヴィレッジでは食事も提供しています。食事は日々のアイデアによってメニューが代わり、お店ではなかなか食べられないまかないフードを提供します」と説明。

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 代表取締役社長のティル・シェア氏
プロデューサーのエヴァ・デ・クラークさん(左)、アーティストプロデューサーのピーター・エルンスト・クーレン氏(右)
4名のクリエイターをサポートしたチームメンバーも登壇
フォルクスワーゲンのブランドミッションは“ピープルズカー”
2018年から展開しているブランド体験キャンペーン「Play On!」
2019年から展開を開始した、ワーゲンバスを無償で貸し出して各地のイベントを盛り上げる“バスカスフェス”
新虎ヴィレッジを作り上げた4名のクリエイター
まかないフードをプロデュースしたのはARBOR Executive Chefの入江誠氏
欧州最先端の実験思想「BORDER SESSIONS」が日本初上陸。10月5日~6日に新虎ヴィレッジで行なわれる

 また、まかないフードをプロデュースした入江誠氏は、「“まかない”とはレストランで働くスタッフがお店の食材を使って料理したものを指します。そもそも“まかない”は限られた時間の中でおいしく簡単に食べられて、そこに栄養が詰まっている。なおかつ、作るのは若い料理人がほとんどなので、そこで失敗しながら料理人としての経験を積んでいくというのが“まかない”です」。

「今回、料理のテーマにしたのはサステナブル、東京、国際化。用意したどんぶりは十六穀米の上にひよこ豆で作ったフライ『ファラフェル』、アボカドなどを載せ、ゴマのソースを添えました。これは動物性は入っておらず、ファラフェルのうま味、そこにアボカドの濃厚さとトマトの酸味によって口の中でメリハリのある弾けるような味わいのお料理に仕上げています。期間限定ですが、ドンドン食べていただいて少しでもサステナブルについて考える機会になればいいなと考えています」とコメントした。

まかないフードをプロデュースした入江誠氏
ティル・シェア社長もまかないフードを試食
ワーゲンバスでどんぶりが提供される