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ケンウッド、8V型モニター搭載「MDV-S707L」など“彩速ナビ”「TYPE S」2020年モデル3機種

「MapFan」と連携するカーナビ向けのスマホサービスに対応

2020年1月中旬 発表

オープンプライス

8V型モニター搭載の「MDV-S707L」

 JVCケンウッドは、ケンウッドのAVナビゲーションシステム“彩速ナビ”「TYPE S」シリーズの2020年モデルとして、「MDV-S707L(8V型)」「MDV-S707W(200mmワイドモデル)」「MDV-S707」の3モデルを1月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMDV-S707Lが8万5000円、MDV-S707Wが6万5000円、MDV-S707が6万5000円。

 今回発売される3モデルは、TYPE Sシリーズの特長であるコストパフォーマンスの高さをさらに向上。MDV-S707Lは、地図上の文字やアイコンも大きく表示し、地図描画から地上デジタル放送やDVDなどの映像まで、高画質かつ迫力ある大画面で楽しめる8V型モニターを搭載。トヨタ9インチ開口車専用エスカッション「KIT8-18T」や車種別専用取り付けキットを使用することで、さまざまな車種に取り付け可能とした。また、200mmコンソールに対応するワイドモデルのMDV-S707Wは、画面右側に各種操作キーを備え、コンソールを使いやすくシンプルに演出する。

 機能面では新たにランドマークを高品位なグラフィックで表示する3Dポリゴンランドマーク表示に対応。見やすくリアルで美しい地図描写を可能としたほか、フリック操作に対応したHOME画面など、これまで上位モデルに搭載していた多彩な機能と操作性を装備した。

 さらに、スマートフォンアプリ「MapFanAssist」や地図サイト「MapFan」と連携するカーナビ向けのサービスに対応。サーバーを介して“彩速ナビ“とデータのやり取りを行なうことで、スマートフォンで事前に目的地やドライブ計画、経由地を設定して“彩速ナビ”に転送したり、クルマの位置をスマートフォンの地図上で表示したりできるようになった。

 そのほかにも、最新の前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN940B」に対応するほか、ETC2.0車載器やリアビューカメラなどの周辺機器との連携にも対応。逆走時リアルタイム警告機能を搭載し、安心・安全をサポートする。

 共通の特徴として、軽荷重抵抗膜タッチパネルに光沢処理を施した「光沢パネル」を採用。彩り鮮やかでメリハリのある視認性に優れた高画質を実現。独自の高速描画技術「ジェットレスポンスエンジンIII」を搭載し、フリック、ドラッグといったスマートフォン感覚のタッチ操作にもすばやく反応するほか、複数のプロセスを同時並行で処理できるデュアルコアCPUの採用により、ナビゲーションをしながらの動画再生といった高い負荷のかかる処理もストレスなく行なえる。加えて、地図データなどを検索・表示する際に高速レスポンスを実現する独自のデータ圧縮技術「S3フォーマット」を採用。膨大なナビデータを格納しながら、スムーズに情報を活用可能とした。

 操作面では直感的に使える操作体系アクティブオーバーレイGUIとフリック操作採用のHOME画面を搭載。HOMEボタンに触れると、メインとなる操作ボタンが地図画面上に浮かび上がるアクティブオーバーレイGUIを採用し、直感的でスムーズな操作を可能とした。さらに、新たにHOME画面上のフリック操作にも対応し、さらに分かりやすくすばやい操作が行なえるようになった。

 また、自分に合った情報でドライブを快適にする新INFOウィンドウモードを搭載。目的地への到着予定時間や残距離をグラフィカルに表示するなど、ドライブ中に必要となる情報を情報をエンターテインメント的に表示する。

 ナビゲーション面では、クルマの傾きを検知して道の勾配を把握する高精度3Dジャイロセンサーを搭載。日本全国を網羅した傾斜データと3Dジャイロセンサーを高度にマッチングさせることで高精度な自車位置測位を可能とした。さらに、「高測3Dジャイロ」では3Dセンサーを採用し、ジャイロセンサー、加速度センサーのより高分解能なデータの取得が可能となり、高い位置計算精度を実現した。

 そのほかにも、独自のアルゴリズムによりGPS情報の信頼度を判定するとともに、準天頂衛星「みちびき」に対応。渋滞情報に加え、気象・災害情報なども受信可能なFM多重放送「VICS WIDE」にも対応した。

 オーディオ面では「FLAC、WAV(192kHz/24bit)」をはじめとする、ハイレゾ音源の再生に対応。さまざまな音源をよりよい音で楽しめる独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載し、ビット拡張、周波数帯域拡張、波形補正を行なうことで、録音時に失われた信号成分を補完。さまざまなディスクメディアや圧縮フォーマットに加え、Bluetooth接続時の音源までより高音質化して、マスター音源のクオリティに近づけることができる。