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日産、「セレナ」をリコール。CVTのベルトが破損して走行不能になるおそれ

スズキ「ランディ」と合わせて計11万1546台

2020年7月2日 発表

「セレナ」およびスズキ「ランディ」計11万1546台をリコール

 日産自動車は7月2日、CVT(無段変速機)に不具合があるとして「セレナ」およびスズキ「ランディ」計11万1546台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は、CVTにおいて制御プログラムが不適切なため、変速機構であるスチールベルトに傷がつくものがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合スチールベルトが破損して走行不能に至るおそれがあるというもの。

 改善措置として、全車両ともCVTのコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。また、CVTコントロールユニットの故障履歴を確認し、当該不具合に至る履歴を確認した場合は、CVT本体を交換する。

 対象車両の製作期間は2012年7月3日~2013年12月2日。これまでの不具合件数は48件、事故は発生していない。