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アウディ、新型BEV「e-tron GT」の日本導入記念イベント 「2022年に2台以上の新型BEVを日本導入する」とシェーパース社長
2021年11月19日 05:00
- 2021年11月18日 開催
アウディ ジャパンは11月18日、4ドアクーペの新型BEV(電気自動車)「e-tron GT」の日本導入を祝し、都内でレセプションパーティを開催。9月1日付けで代表取締役社長に就任したマティアス・シェーパース氏があいさつを行なうとともに、モデル・実業家の紗栄子さんが参加するトークショーを開いた。
e-tron GTは2月にワールドプレミア、4月にジャパンプレミアされたエレクトリック4ドアグランツーリスモ。エモーショナルなデザイン、パワフルな駆動システム、長距離を快適に移動するための優れた乗り心地と快適なキャビン、ダイナミックなハンドリング性能といった特徴を持ち、ベースモデルの「e-tron GT quattro」(1399万円)とその高性能バージョンである「RS e-tron GT」(1799万円)をラインアップする。
e-tron GT quattroおよびRS e-tron GTは2つの電気モーターを搭載し、システム最高出力はそれぞれ350kWと440kW(ローンチコントロール使用時は390kWと475kW)、最大トルクはそれぞれ640Nmと830Nmを実現。総容量93kWhのバッテリをフロア下に配置し、両モデルとも航続可能距離は534km(WLTCモード)とアナウンスされている。
ボディサイズは4990×1965×1415mm(全長×全幅×全高。RSの全高は1395mm)で、六角形シングルフレームグリル、クワトロ・ブリスターフェンダーなど、アウディらしいさまざまなディテールを採用。エアロダイナミクスを極限まで追求したそのスムーズなボディラインにより、Cd値(空気抵抗係数)は0.24を実現している。
2022年に2台以上の新型BEVを日本導入
そうしたe-tron GTの日本導入が10月にスタートし、今回のレセプションパーティはそれを祝して行なわれた。
登壇したシェーパース社長はe-tron GTの第一の特徴としてデザインを挙げ、内燃機関からBEVにスイッチしてもアウディデザインのレガシーは受け継がれているとし、「アウディのデザインDNAをしっかりキープしながら、例えばリアのブリスターフェンダーなど、BEVでしか演出できないデザイン要素がたくさん含まれていますし、デザイン以外にも日々妥協しないで乗れるクルマ、気持ちよく気軽に乗れるクルマという要素がたくさん入っています。リラックスしながらスポーツカー並みのパフォーマンスをエンジョイできるのです」とアピール。
また、「例えばコーナーに入るときのクワトロによる安定感、パネルのクオリティの高さなどアウディらしさがありながらも、BEVでしか演出できない加速感があります。私も先日試乗したのですが、0-100km/h加速が約3秒(RS e-tron GTではローンチコントロールを用いることで0-100km/h加速3.3秒を実現)なので気絶するかと思いました(笑)」としつつ、e-tron GTではデザイン、パフォーマンスだけでなくユーザーの価値観の変化にも対応しているとし、「特にアウディユーザーはサステナビリティに対して関心が高く、そういったユーザーの価値観を踏まえてe-tron GTのさまざまなところでリサイクルされたファブリックを使ったり、レザーフリーのパッケージをご用意したり、ホイールなどを作っている段階でCO2を削減する作り方をしています。われわれのクルマを購入する価値観が変わっている中、そうした要素も非常に重要だと思います。サステナブルなクルマを提供するというわれわれの責任感がこのモデルに入っています」と解説。
そしてアウディとしてCO2排出量ゼロを目指しており、世界が抱えるCO2問題、日本でのCO2削減にもBEVを導入することで貢献したいと述べるとともに、「アウディは日本のプレミアムブランドの中で一番多くBEVのラインアップを保有しております。また、2022年も2台以上のまったく新しいBEVを日本に導入する予定です。2024年までにトータルで15車種以上のBEVを日本に持ってきて、大きい、小さい、重い、速いと色々なアウディのBEVのチョイスを増やし、そこから選んでいただいてCO2削減に1人ひとりが貢献できるプランを用意していますので、今後もご期待ください」とコメントしてあいさつを締めくくっている。