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日産、「セレナ」など不具合2件で計52万7491台をリコール

2023年1月27日 発表

 日産自動車は1月27日、ECOモータに不具合があるとして、「セレナ」「エクストレイル」、スズキ「ランディ」3車種の計27万7462台、「セレナ」とスズキ「ランディ」2車種の計25万29台、2件のリコールを国土交通省に届け出た。

ECOモータの不具合で「セレナ」「エクストレイル」、スズキ「ランディ」の3車種、計27万7462台のリコール

「セレナ」「エクストレイル」、スズキ「ランディ」の3車種の不具合は、アイドリングストップ付車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なためシール性能が不足し、異物が侵入するとベアリングが破損して異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。万が一、周辺部品に整備時などにこぼれたエンジンオイルなどの可燃物がある場合、ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐き出し、周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。

 改善措置として、全車両のECOモータを対策品に交換する。なお、対策品の準備ができるまでの間、遮熱カバーを取り付け、部品準備ができ次第、改めて案内し対策品に交換する。

 これまでの不具合件数は2395件あり、火災が5件、部分焼損が6件発生している。対象となる車両の製作期間は2010年9月20日~2017年6月2日。

ECOモータの不具合で「セレナ」とスズキ「ランディ」の2車種、計25万29台のリコール

「セレナ」とスズキ「ランディ」の2車種の不具合は、アイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なためシール性能が不足し、異物が侵入するとベアリングが破損して異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。

 改善措置として全車両のECOモータを対策品に交換する。なお、部品準備ができ次第、改めて順次案内し対策品に交換するとしている。

 これまでの不具合件数は1568件で、事故は発生していない。対象となる車両の製作期間は、2012年6月15日~2016年6月21日。