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ZMPとDeNA、「株式会社ロボットタクシー(仮)」を設立

ZMPの「RoboCar」とDeNAのインターネットサービスを連携

2015年5月12日発表

 ZMP(ゼットエムピー)とDeNA(ディー・エヌ・エー)は5月12日、自動運転技術を活用した旅客運送事業の実現に向けた研究・開発などを行う合弁会社を、5月29日を目途に設立することで合意したと発表した。

 新たに設立される合弁会社の名称は「株式会社ロボットタクシー(仮)」となっており、ZMPが開発を続けているクルマの自動運転技術開発用プラットフォーム「RoboCar」や自動運転向けのセンサーシステム、DeNAが持つインターネットサービスにおけるノウハウを連携させ、「ロボットタクシー」「ロボットバス」といった自動運転技術を活用する旅客運送事業などの実現を目指す。このための研究・開発を実施するとともに、開発された技術の提供などによって将来の利用者の開拓や利用促進を行う。

 今後、合弁会社の第1段階として、自動運転技術の向上やサービスモデルの仮説検証などの実証実験を重ねていく計画となっており、両社では「自動運転技術を活用した旅客運送事業を実現させることは、過疎化や高齢化の進む地域のお年寄りや子ども、障がいのある方など不便な生活を送られている方々のサポートの役割なども担う新たな交通手段を実現させることでもあると考えており、ロボットタクシー事業の実現を通じて、将来的には日本の地方創生・地域再生の一助にもなれればと考えています」と合弁会社設立の目的を説明している。

合弁会社の概要
会社名株式会社ロボットタクシー(仮)
所在地東京都渋谷区渋谷2-21-1
設立日2015年5月29日(予定)
資本金等700百万円 (出資比率 DeNA:66.6% ZMP:33.4%)
役員取締役会長:谷口 恒(現 ZMP代表取締役社長) 代表取締役社長:中島 宏(現 DeNA執行役員 新規事業推進室長)、他4名
事業内容自動運転技術を活用した旅客運送事業のための研究・開発及びソリューション・コンサルティングの提供

(編集部:佐久間 秀)