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写真で見る ホンダ「フリード Modulo X」
2017年12月14日 11:30
本田技研工業「フリード Modulo X(モデューロ エックス)」は、「フリード」をベースに走りとエクステリアに磨きをかけたコンプリートモデル。同シリーズとしては2012年に発売された「N-BOX Modulo X」、2015年の「N-ONE Modulo X」、2016年の「ステップワゴン Modulo X」に続く第4弾となる。
ベースとなった2代目フリードは、2016年9月に発売されたコンパクトミニバン。取りまわしのよい全長4265mmのボディに3列シートを装備して最大7名乗車を可能としたほか、ガソリンエンジン車とハイブリッド車、2WD車(FF)と4WD車をラインアップするなど、幅広いユーザーの要求に応えたモデル。
フリード Modulo Xはベースモデルが持つ「ちょうどいい」「実用的」といった持ち味はそのままに、ホンダらしい走りをプラスするモデルだ。「エモーショナルツアラー」をコンセプトに、数々の専用装備を装着することによって「所有する喜びを体現するエクステリア」「意のままに操ることができる操縦性」「上質かつしなやかな乗り味」などを実現しているのが特徴だ。
操縦性=走りは、北海道にある同社の鷹栖プルービンググラウンドを中心に走り込んでチューニング。その向上に大きく寄与しているのが、前後に装着された専用のフロントエアロバンパーとリアロアスカートだ。デザイン面でもノーマル車と大きく差別化を図ることができるこのアイテムは、視覚面だけの効果にとどまらず、ボディ下面の空気の流れを制御することでタイヤ4輪の設置バランスを最適化。これにより高速走行時はもちろん、ミニバンではとくに影響が大きい横風時にも優れた直進性を実現している。効果が大きいのは前述した条件時となるものの、開発者いわく「乗り慣れている人なら20km/h程度でも効果が分かる」という。
サスペンションも専用アイテムを装着する。“走り”というとローダウンタイプを装着するケースが多いが、フリード Modulo Xでは乗り心地や実用性も加味して、あえて標準車高をキープ。代わりにアルミホールの剛性を最適化することにより、気持ちのよいコーナリングを実現している。こうした組み合わせによるチューニングが可能なのは、コンプリートモデルならではのメリットだ。
インテリアでは、Modulo Xのアイデンティティともなっているピアノブラックの加飾パネルを採用。シート表皮はレザーライクなプライムスムースとファブリックのコンビネーションタイプで、カラーはブラックとモカブラウンの組み合わせとすることにより上質感をアップ。フロアカーペットも専用とするなど、Modulo Xならではの特別な演出も随所で行なわれている。
ラインアップは1.5リッターガソリンエンジン車と、1.5リッターハイブリッド車の両方を用意。どちらも2列目がキャプテンシートとなる6名乗車モデルと、ベンチシートとなる7名乗車モデルが選択できる。また、ベースモデルでは選択装備となる「Honda SENSING」を全車標準。トランスミッションはガソリンエンジン車がCVT、ハイブリッド車が7速DCT。駆動方式は2WD(FF)のみとなる。
ボディカラーは有料色となる「ホワイトオーキッド・パール」「プレミアムスパークルブラック・パール」および「コバルトブルー・パール」の計3色。
価格はガソリンエンジン車の6名乗車モデルが283万680円、7名乗車モデルが285万2280円。ハイブリッド車はそれぞれ313万920円、315万2520円。