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開通カウントダウン! 首都高品川線の「山手トンネルウォーク」で展示された全モデルを写真で紹介

初代レガシィから最新SUV CX-3まで、3月7日の開通式を走る「通り初め出走車両」など全44両展示

2015年3月1日10時~16時30分開催

3月1日に開催された「山手トンネルウォーク」では、内回りのトンネル内に過去の名車や各自動車メーカーの最新車両、バス、トラック、バイクなど44両もの車両が展示された。トンネル内にこれほどの数の車両が展示された例は珍しく、貴重な展示となった

 首都高速道路は3月1日、3月7日16時の中央環状品川線の山手トンネル全線開通を控え、公募した一般ユーザーにトンネル施設を歩いて体験してもらう「山手トンネルウォーク」を開催した。

 本イベントの概要に関しては、すでに(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150302_690622.html)にてリポートした通りだが、実はまだまだお伝えできていない展示がある。その1つが過去の名車や3月7日の開通式を走る「通り初め」で出走する車両やバス、トラック、バイクなどの展示車両たちだ。前回の記事でお伝えした首都高や警察の車両を除いても全44両、発表されたばかりのマツダ「CX-3」なども展示されており、モーターショーさながらのラインアップだった。その様子を写真でリポートしていく。

過去の名車たち

 展示の最初は時代を彩った過去のクルマやバイクの名車たちが出迎えてくれた。さすがに若年層にはピンと来なかったようだが、シニア層は「懐かしい!」と感嘆の声をあげていた。

スバル 初代レガシィ(1989年)
ホンダ S800M(1968年)
ホンダ NSX type S(2004年)
ホンダ DREAM CB750FOUR(1975年)
いすゞ 117クーペ(1969年)
三菱ふそうトラック・バス キャンターT210C(1975年)
トヨタ 2000GT(1967年)
ボルボ 850 T5-R(1995年)
ヤマハ YM1(1965年)

3月7日の開通式を走る「通り初め出走車両」

 次に3月7日の開通式を走る「通り初め」の出走車両として各メーカーの次世代車両が展示されていた。どの車両も親子連れに大人気で、子供が運転席のシートに座って記念写真を撮るなど、なかなか人が途切れない盛況ぶりだった。

アウディ R8 Spyder 5.2 quattro(2015年)
BMW i8(2014年)
BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車(2014年)
BMW K 1600 GTL Exclusive(2014年)
BMW S 1000 RR(2015年)
BRP Can-Am Spyder RT(2015年)
フォード マスタング 50 YEARS EDITION(2015年)
スバル レガシィ B4(2014年)
ホンダ FCX クラリティ(2008年)
ホンダ CB1100 EX <ABS>E Package(2014年)
ホンダ NM4-02(2014年)
いすゞ ミドリムシ燃料で走るバス(2014年)
マツダ CX-3(2015年)
メルセデス・ベンツ S 550 プラグインハイブリッドロング(2015年)
スマート フォーツーエレクトリックドライブ(2015年)
三菱ふそうトラック・バス キャンターエコハイブリッド(2011年)
三菱自動車 アウトランダーPHEV(2014年)
三菱自動車 i-MiEV(2013年)
シトロエン DS 5 フォーブール・アディクト(2014年)
パナメーラ S E-ハイブリッド(2014年)
ルノー ルーテシア インテンス(2013年)
ルノー キャプチャー インテンス(2014年)
スカニア G19 450hp(2014年)
スズキ アルトX(2014年)
スズキ ハスラー Jスタイル(2015年)
テスラ モデルS(2014年)
トヨタ MIRAI(2014年)
トヨタ G's アクア(2013年)
ヤマハ MT-09 TRACER ABS(2015年)

品川線山手トンネルを走る高速バスたち

 中央環状品川線の山手トンネル全線開通は、羽田空港へ向かう高速バスの時間短縮にもなる。例えばリムジンバスは新宿駅や池袋駅から発着する路線で従来比10分前後の高速化を見込んでいる。

2014年に導入されたリムジンバスの新型車「スーパーキャビン」。座席を1列なくすることで、前後の間隔を広く各席にはコンセントを完備
はとバスは、品川線をクルーズするツアー「首都高中央環状線山手トンネル(湾岸線~渋谷線)ドライブと羽田エアポート」を発売(http://search.hatobus.co.jp/main/detail.php?id=21364)。
京浜急行バスは、二子玉川駅発着の路線などで品川線を使用する。ただし、道路状況によっては従来のルートも使用
小田急バスは、吉祥寺駅発着、新百合ヶ丘駅発着の便で品川線を使用する。ただし、道路状況によっては従来のルートも使用
ライオンズカラーの西武バス

番外編

 ヤマト運輸のトラックも展示されており、普段は見られない荷台部分やクール宅急便用の冷蔵庫なども見学できた。

スタッフによると、実はこの展示車両は運用上高速を走らないので、山手トンネル内で見られるのは今回ぐらいだとのこと
荷台の部分。奥の白い部分は冷凍および冷蔵庫
左側面のクール宅急便用の冷蔵庫のハッチを開けたところ。右側面には冷凍庫がある
冷蔵庫の内部。結露を排水するため、穴の開いた床になっている

【お詫びと訂正】記事初出時、ライオンズカラーのバス車両に関して、小田急バスと記載しておりましたが、正しくは西武バスとなります。お詫びして訂正します。

(シバタススム)