まるも亜希子の「寄り道日和」
薔薇・バラ・Rose! だけじゃない!!「国際バラとガーデニングショウ」
2018年5月31日 06:00
あっちを見てもこっちを見ても、薔薇・バラ・Rose! ここが埼玉西武ライオンズのホーム球場だとはとても思えない。花の楽園に迷い込んだかのようで、もうウットリしっぱなし。このちょっと不思議な雰囲気が大好きで、毎年楽しみにしてるんですよね~。2018年で20周年を迎えた、「国際バラとガーデニングショウ」。関越自動車道で所沢IC(インターチェンジ)までひとっ走り、行ってまいりました。
思えば2010年に、私の愛車でもあるホンダ「CR-Z」がこの通称「バラ展」に展示されると聞き、そんなコラボはぜひ見ておかなきゃ!と、納車されたばかりの愛車で駆けつけたのが始まりでした。ホンダとしてもその年の展示をきっかけに、翌年から本格的にブースを出展することになって、今年が9回目。手軽に使える耕うん機や芝刈機なども手がけるホンダは、そうした製品のある暮らしを毎年、趣向を凝らしたオシャレなブースで表現していて、来場者の中にも楽しみにしているファンがたくさんいるんです。
会場に入るともう、幅広い年代の女性たちが押し合いへし合い。でも、みんな瞳をキラキラさせて薔薇の競演に酔いしれているよう。私が感じたのは、今年は「和」な世界に薔薇を取り入れた作品が多いなぁという印象。古民家の縁側から眺める、日本古来の植物たちと薔薇が共存しているお庭なんて、本当にステキでしたよ。
そんな中、ホンダブースのテーマは「ボタニカルでブロカントなライフスタイル」。南仏をイメージした2階建の建物は、優しいグリーンが目を惹くカフェスタイル。芝生のお庭や菜園、ピアノの生演奏を聴きながらのんびり過ごせるオープンスペースもあって、エントランス脇には本邦初公開となった、「N-BOX」のバーバパパコレクションがドーン! これが女子ウケ抜群で、「あ、バーバパパだ~」と駆け寄っていく女子の多いこと多いこと。そして、シリーズ累計生産台数が1億台を突破したスーパーカブも停まっています。
こうして見ると、ホンダ製品はいろんな暮らしの楽しみ方を支えているんだなぁと改めて実感。カセットガス燃料で動く耕うん機「サ・ラ・ダ」や「ピアンタ」、家庭のコンセントから溜めた電気を持ち運べる蓄電機「リベイド E500」など、それだけでも便利なものを、さらにこのブースでは蓄電機の樹脂カバーをチョークペイントでアンティーク風に変えたり、カスタマイズする楽しみも提案していました。
そして、通りがかりの人がまるで動物園のパンダでも見るみたいに釘付けになっていたのが、お庭を自動で動き回って芝を刈り取るロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)」。障害物を避けながら、柵まできたらクルリと進路を変え、傾斜があってもぜんぜん平気でスイスイ動く。わが家は猫の額ほどの庭しかないんで必要ないけど、お庭が広~いお宅だとこれは便利でしょうね~。
するとここで、このバラ展ホンダブースの名物男とも言える、パワープロダクツ事業本部の香川信さんを見つけたので、今回の見どころをより深く聞いちゃいました。
「ブース全体で表現したのは、『HONDAな暮らし』です。ブースコンセプトのキーワードとして、HはHope・希望。OはOpportunity・機会。NはNature・自然。DはDream・夢。AはArt・技術。これらを感じてもらえる空間にしたかったんです。そして、1つのものを生活の中で大切に使い続けながら、使い込んだものが醸し出す味を楽しむという、欧州の伝統的なライフスタイルであるブロカントを表現しました。菜園で好きな野菜を作り、週末にはファーマーズマーケットを開いたりして。庭の草木も、今年は雑木と薔薇で色味を少なく抑えたのがポイントです」。
いや~、「HONDA」の綴りにそんな意味があったなんて、知りませんでした。なんだかこれからは、愛車CR-Zにももっと愛着が持てそうです!
ちなみに今回出展されて大人気だったN-BOXのバーバパパコレクションは、フリード、ステップワゴンにも登場するらしいですよ。ホンダのちょっと違った世界が感じられる「国際バラとガーデニングショウ」。見逃したみなさん、来年はぜひ行ってみてくださいね♪