イベントレポート

【東京モーターショー 2019】総来場者130万900人。体験型コンテンツ拡大などで14歳以下は前回比約7割増加

2019年10月23日 開幕

2019年10月25日 プレビューデー

2019年10月25日~11月4日 一般公開日

日本自動車工業会 会長の豊田章男氏

 日本自動車工業会は11月5日、10月24日~11月4日の12日間の会期で開催した「第46回 東京モーターショー 2019」の総来場者数を130万900人と発表した。国内外から多くの来場者があったといい、特に14歳以下の来場者の割合は、前回比で約7割増加(速報値)したという。

 東京モーターショー 2019では「OPEN FUTURE」をテーマに、未来のモビリティ社会を体感してもらおうと総勢192の企業・団体が参加。業界を越えて「クルマ・バイクのワクワクドキドキ」に加え、「未来の暮らし」「未来の街」にまで出展領域を広げた。

 会場も有料エリアとなる東京ビッグサイトの青海・西・南展示棟に加えて、無料エリアのメガウェブ、シンボルプロムナード公園など規模を拡大して開催された。

有料エリアとなる東京ビッグサイトの西・南展示棟
無料エリアのMEGA WEB
無料エリアのシンボルプロムナード公園
開催エリアが2か所に分散したことから、来場者の移動に不便や迷惑をかけたとし、次回ショーに向けた改善を進めていくとしている

 オリンピック・パラリンピック等経済界協議会やNEDOなど、62の企業・団体と連携して主催者シンボルイベントとしてMEGA WEB会場で開催した「Future Expo」には約50万人近くが来場。

 また、「キッザニア」と初コラボした全11の職業体験プログラムには約1万人の子供が参加。そのほか、乗用車や2輪車の最新モデルの試乗に加えて、超小型モビリティ・パーソナルモビリティ・電動キックボード、先進安全技術や次世代自動車、自動運転の体験試乗などの試乗体験型プログラムの体験者数は過去最高の約2万9000人を数えているという。

 目標としていた来場者数100万を突破した今回の東京モーターショーについて、自工会会長の豊田章男氏がコメントした。コメント全文は以下のとおり。

豊田章男氏のコメント

 第46回東京モーターショー2019が無事に終了いたしました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。

 これまで何度も東京モーターショーにお越しいただいていた方もいらっしゃったと思います。クルマやバイクを、ずっと好きでいてくださりありがとうございます。「今回はいつもと少し違うな……」と感じられたかもしれません。これから大いに変わっていく部分と、これからも大切にし続けていく部分とがクルマやバイクにはあります。変わっていく部分にもワクワクしていただけたならば…嬉しく思います。

 初めて東京モーターショーにお越しいただけた方もいらっしゃったと思います。モーターショーに行ってみよう!と思っていただけたこと、先ずは、ありがとうございます。楽しいと思えるなにかに出会えたでしょうか?「来てみてよかった!」「楽しかった!」と言っていただけたなら嬉しいです。「また来たい!」と言っていただければ、もっと嬉しいです。

 2020年、今回の会場のまわりはオリンピック・パラリンピックの選手村になります。そこでは、今回見ていただいたような未来のモビリティたちが走りはじめます。更に、その1年後の2021年には、次のモーターショーを予定しています。今回、見ていただいたモノたちが、これからの2年でどれだけ進化をするのか?皆さま、想像してみてください。

 我々は、その想像を遥かに上回るようなモノを2年後のモーターショーで、また提案したいと思っています。皆さまの驚く笑顔を想像しながら、我々はもっと頑張って、ものづくりを進めてまいります。

 もし今回、「楽しかった」「来てよかった」と思っていただけたなら、2021年の東京モーターショーにも、ぜひご期待ください。2年後、またのご来場をお待ちしております。

以上

編集部:椿山和雄