独アウディ、GT4カテゴリーの新マシン「R8 LMS GT4」世界初公開

R8 LMS GT4

　独アウディは4月12日（現地時間）、生産モデルをベースにしたレーシングカー「R8 LMS GT4」を世界初公開した。R8 LMS GT4のデビューレースは5月25日～28日に行なわれるニュルブルクリンク24時間レースとなる。

　今回発表されたR8 LMS GT4はFIA GT4の規定に沿った車両で、市販モデルの「R8 クーペ（V10）」がベース。市販モデルと60％以上の構成部品が共通で、生産工場も同じベーリンガーホフ工場で行なわれる。

　Audi Sport GmbHでマネージングディレクターを務めるステファン・ヴィンケルマン氏は今回の発表について、「GT4カテゴリーのモデルが世界参戦できるレースシリーズは、現在世界中で13もあります。Audi Sport GmbHは、GT3とTCRカスタマースポーツのカテゴリーに最大規模で車両を提供しているメーカーの1つです。そして今、この注目のGT4クラスに向けても活動を行なっています。この急成長しているセグメントと、私たちのレースカーと市販モデルとの間で共有されるDNAの組み合わせにより、アウディはハイパフォーマンスの闘いにおいて真のグローバルリーダーとなるという決意をあらたにしています」と述べている。