ニュース
2019 DTM 第8戦 ニュルブルクリンクレポート。アウディのレネ・ラストがシリーズチャンピオン獲得
レース2の優勝はアウディのジェイミー・グリーン
2019年9月20日 14:59
- 2019年9月14日~15日(現地時間) 開催
9月14日~15日(現地時間)、ドイツのニュルブルクリンク(3629m)でDTM第8戦のレース1とレース2がそれぞれ18台と17台、周回数41周で行なわれ、ポイントリーダーのアウディのレネ・ラストがレース1で優勝、レース2で3位に入り、最終戦を前にシリーズチャンピオンを決めた。
レース1の優勝はレネ・ラスト、2位BMWのブルーノ・スペングラー、3位BMWのマルコ・ウィットマン。レース2の優勝は、アウディのジェイミー・グリーン、2位アウディのロビン・フラインス、3位レネ・ラストでアウディ勢が表彰台を独占した。10月はじめにホッケンハイムで行なわれるDTM最終戦にSUPER GTマシンが参戦する。
レース1
アウディのレネ・ラストが234ポイントでトップ、2位アウディのニコ・ミューラー214ポイント、3位BMWのマルコ・ウィットマン167ポイント、4位BMWのフィリップ・エング140ポイント、5位アウディのマイク・ロッケンフェラー138ポイントで迎えた第8戦のレース1。
アウディのレネ・ラストがポールポジションからスタートしレースをリードする。中盤に順位が変動する7周を除くほとんどの周でトップを走行し、2位以下に大差をつけて独走態勢で今季6勝目を挙げ、シリーズチャンピオン獲得に王手をかけた。
20ポイント差でレネ・ラストを追うニコ・ミューラーは、3番グリッドスタートからスタートで2位に浮上してレネ・ラストを追うが、ジャンピングスタートのピットスルーペナルティを課せられ3周目にピットへ。
ニコ・ミューラーは1番早く6周目に規定のピットインを済ませるが、タイヤがもたず30周目にもピットインを余儀なくされ、計3回のピットインとなってしまい、完走15台中15位でレースを終えた。2位を走行していたアウディのマイク・ロッケンフェラーは、テクニカルトラブルで26周目にリタイア。10番グリットからスタートしたアウディのロビン・フラインスは、他車との激しいバトルを繰り広げポジションを上げるも、23周目のタイヤ交換の際に規定以外のタイヤ(マーキングされてないもの)を装着していたため、レース後の車検でタイム抹消という結果になってしまった。
レース2(ポール・ディレスタ=R-Motorsport 1は走行せず17台)
ポールポジションはジェイミー・グリーン(予選セッション残り30秒でレネ・ラストを上まわった)。2番グリッドはレネ・ラスト、3番グリッドはマイク・ロッケンフェラーで、上位6番グリッドまでアウディ勢。
スタート直後の1コーナーでレネ・ラストがジェイミー・グリーンの前に出るが、12周目にはジェイミー・グリーンがレネ・ラストの前を走行。27周目にジェイミー・グリーンがトップに立ちポールトゥウィン。
27周目に2位を走行していたレネ・ラストだったが、じわじわ詰めていたロビン・フラインスが34周目のシケインでレネ・ラストを抜いて2位に。レネ・ラストは3位でレースを終えるがシリーズチャンピオンが決定した。
焦りからかレース1の決勝後から波に乗れない感のニコ・ミューラーは、14番グリッドからスタートして5位までポジションを上げたが、39周目のシケインで後続のジョナサン・アバディン(アウディ)に抜かれ6位。アウディ勢が表彰台を独占と上位7位までを占めた。完走は16台。