三菱自動車、新型「エクリプス クロス PHEV」を本社ショールームに展示中

新型「エクリプス クロス」のPHEVを本社ショールームに展示中

　三菱自動車工業は、10月15日より本社ショールーム（東京都港区芝浦）で新型「エクリプス クロス」のPHEV（プラグインハイブリッド車）を展示している。

　エクリプス クロスは2018年3月に正式発売されたコンパクトSUV。10月15日に大幅改良の概要が発表された新型は12月の発売を予定しているが、10月15日からすでに予約受付を開始しており、PHEVモデルは最上級の「P」、ハイグレードの「G」、スタンダードの「M」を、ガソリンモデルは最上級の「G Plus Package」、ハイグレードの「G」、スタンダードの「M」をラインアップ。それぞれに2WDと4WDが用意される。価格はPHEVが約385万円～約450万円、ガソリンモデルが約255万円～約335万円とアナウンスされている。

　今回の大幅改良におけるトピックは、同社の中期経営計画「Small but Beautiful」の電動車戦略に基づいてPHEVを新たにラインアップに追加したこと、そしてエクステリアデザインを大幅に変更したことが挙げられる。

　新型では主にPHEVシステムを搭載するため、従来型からフロントで35mm、リアで105mmの計140mm全長が伸びた。同時にフロントのデザインは各種ランプ類のレイアウト変更によってより精悍な表情に改められ、リアまわりでは従来モデルで採用していたダブルガラスから流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更したことが大きい。特にリアのダブルガラスはエクリプス クロスの大きな特徴だったこともあり、これは驚きの変更点と言えそうだ。

フロントまわりではより精悍な表情に改められ、リアまわりはシングルガラスに変更された新型エクリプス クロス。ボディサイズは4545×1805×1685mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2670mm

新型エクリプス クロスのPHEVでは急速充電を標準装備。普通充電（200V）を使用した際の満充電までに必要な時間は約4.5時間、急速充電では80％充電まで約25分。EV航続距離はアウトランダーPHEVの57.6km（WLTCモード）と同等としている

　また、インテリアではスマートフォン連携ナビゲーション（SDA）の画面が8インチに大型化されたほか、メーカーオプションの本革シートでは従来のブラックに加えてライトグレーを新設定するのもトピックの1つとなる。

　PHEVのパワートレーンは、フロントにS61型モーター、リアにY61型モーターを1基ずつ搭載するとともに、大容量の駆動用バッテリー、2.4リッターMIVECエンジンなどで構成する「アウトランダーPHEV」で実績のあるツインモーター4WD方式のPHEVシステムをエクリプス クロスに最適化させて搭載。モーターやエンジンの出力値は明らかになっていないが、PHEVの基本的なシステム構成はアウトランダーPHEVと同じなので、それに近い数値となりそうだ。

　本社ショールームに展示してあるのはPHEVで最上級モデルの「P」グレード。ボディカラーは新色の「ホワイトダイヤモンド」で、ライトグレーの本革シートをはじめ、ルーフレール、ミツビシパワーサウンドシステム、三菱リモートコントロール、電気温水式ヒーターといったメーカーオプション装着車になる。

展示車は内装が明るく見えるライトグレーの本革シートを装備

　なお、ショールーム特典として、エクリプス クロス PHEVの予約注文期間中（10月15日～発売日前日）に本社ショールームで「販売会社ご紹介アンケート」に記入した人には、2階ティースタンドで販売中のドリンクまたはスイーツの引換券（1枚）をプレゼントしている。新型エクリプス クロスをじっくり確認したい方は、本社ショールームに訪れてみてはいかがだろうか。