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GO、Waymo、日本交通、2025年から東京で自動運転技術「Waymo Driver」のテストに向けて協業
2024年12月17日 12:49
- 2024年12月17日 発表
GO、米Alphabet傘下のWaymo、日本交通の3社は12月17日、東京でWaymoの自動運転技術「Waymo Driver」のテストを実施するため、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。2025年に東京都心から開始予定のプロジェクトにおいて、日本交通の乗務員がWaymoの車両を運転し、Waymoの自動運転技術を東京の公道に導入するためのテストを行なうとしている。
GO、Waymo、日本交通では、協力して日本における自動運転タクシーの導入を加速させ、人口減少や労働力不足の中での地域の移動手段改善といった社会的課題の解決を目指すとしている。まずは、Waymo Driverが東京の住民にとってどのように役立ち、また都市の公共交通として有益な役割を果たせるか検証するため共に協力していくとしている。
GO 代表取締役社長 中島宏氏は「タクシーアプリ『GO』を提供するGOは、Waymoと日本交通の協力のもと、未来のモビリティ体験の実現にチャレンジできることを大変うれしく思います。世界をリードする自動運転技術と東京のタクシーサービスとを戦略的に連携することで、引き続きGOは日本における交通課題および社会課題を解決する革新的なサービスを提供していきます」とコメント。
Waymo 共同CEO テケドラ・マワカナ氏は「私たちのより安全な移動手段への取り組みが国境を越え、この度Waymo Driverを日本に導入する運びとなることに胸を躍らせております。日本交通およびGOと協力して、東京の独自の移動ニーズを理解し、この街の移動の明日を形作るための土台作りに取り組んでまいります」と述べている。
日本交通 代表取締役社長 若林泰治氏は「Waymo、GOと一緒に『移動の未来』を構築できることを大変光栄に思います。日本交通は96年にわたる運行ノウハウを惜しみなく活かし、東京の皆さまに自動運転タクシーを提供できるよう取り組みを進めてまいります。これは次の世代への貢献であり、自動運転技術の進展が日本におけるタクシー産業を発展させ、より安全で質の高い『移動インフラ』の実現につながると期待しています」とコメントしている。