ニュース

独フォルクスワーゲン、ディーゼル車の技術的な解決方法と対策を10月中に発表

「EA189」ディーゼルエンジンを搭載する全世界約500万台の車両が対象に

2015年9月29日(現地時間)発表

 独フォルクスワーゲン・グループは9月29日(現地時間)、米国で発覚した排出ガス規制に対する不正行為問題について、同社のディーゼル車の排出ガス特性を改善するための行動計画を発表した。

「対象車両は技術的に安全であり走行に影響はない」とした上で、まず対象のディーゼル車に乗るユーザーに向け排出ガス特性を近日中に改善すると通知を行う。

 また、フォルクスワーゲンおよびグループブランドは、技術的な解決方法と対策を10月中に関係当局に提示するとしており、対象車両のユーザーに対して今後数週間から数カ月間にわたってその状況を報告。各国の公式サイトで対策の進捗状況を掲載し、ユーザーに最新情報の提供を行っていくことを明らかにした。

 なお、9月25日(現地時間)に行われた社内検討会では、全世界1100万台のグループ車両のうち、フォルクスワーゲンとして約500万台の車両で改善作業が必要となることが判明。対象モデルは「EA189」ディーゼルエンジンを搭載する第6世代「ゴルフ」、第7世代「パサート」、初代「ティグアン」となっている。

(編集部:小林 隆)