イベントレポート 東京オートサロン 2020

プレミアムコンフォートタイヤの新製品「VEURO VE304」をダンロップブースで体感

最上級の静粛性と快適性を実現した新タイヤの特徴やメリットを体験できるコンテンツを用意

2020年1月10日~12日 開催

入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)

凝ったサイドウォールのデザインにも注目したい「VEURO VE304」

 幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン 2020」(1月10日~12日)で、ダンロップ(住友ゴム工業)は、前日1月9日に発表したプレミアムコンフォートタイヤの新製品「VEURO VE304」を軸に据えた、エンターテイメント要素のあるブース展示を行なっている。

ウェット路面を摩耗タイヤで仮想的に走行可能

 VEURO VE304は、同社が「SMART TYRE CONCEPT」と銘打つ性能持続技術が特徴。トレッド面の溝配置の最適化やタイヤ内部に貼り付けられた「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」などによって、極限までノイズ低減を図るとともに、高いウェットグリップを発揮する。また、長距離を走行して摩耗が進んだ状態でもグリップ力や安定性を維持する工夫が盛り込まれている。

1月9日に発表された「VEURO VE304」
ノイズを低減するトレッドパターンや内部のサイレントコアは要チェック

 ブースでは、こうしたVEURO VE304のポイントとなる特徴や技術をさまざまな方法で体感できるようにしている。1つは「うごかすGESTURE VISION」というもので、大型ディスプレイの前に設置されたセンサーの上で指を回したり、手を握ったりすると、画面上のコンテンツがアニメーションしてVEURO VE304の特徴をわかりやすく解説してくれる。

うごかすGESTURE VISION
センサーの上で手をかざして、3パターンの動作をすることで、異なるコンテンツが画面に表示
摩耗してもグリップ力を失わない工夫が施されている

「のぞくTYRE-TRIP THEATER」は、上から吊り下げられたタイヤ風のオブジェに頭を突っ込むようにして座ると、目の前に広がる5つのディスプレイで映像を表示し、ダンロップの現在と将来のタイヤ技術について学べるようになっているもの。

のぞくTYRE-TRIP THEATER
タイヤに頭を突っ込むような姿勢で体験する
内部には視界を覆うように5つの画面が並ぶ

 さらに、ダンロップのタイヤ開発の歴史をコミカルに描いた「さわるHISTORY WALL」では、壁の光っている部分に触れることで、同社にとって開発のキーポイントとなった技術について細やかなアニメーションで表現してくれる。

さわるHISTORY WALL
光っている箇所に触れるとアニメーションが開始する
どれもかわいらしい動き

 そして「くらべるVEURO DRIVE SIMULATOR」では、ドライビングシミュレーターを使ってウェットコンディションのなかのスラローム走行を体験できるようになっている。摩耗してもウェット性能が低下しにくいVEURO VE304のフィーリングやメリットを仮想的に味わうことが可能だ。

くらべるVEURO DRIVE SIMULATOR
必ずしもVEURO VE304そのものの挙動を再現しているわけではないとのことだが、摩耗後のウェット路面でも安全に走れるVEURO VE304の性能の一端を体感できる

 もちろんメインであるVEURO VE304の実物展示もあり、複雑なトレッドパターンやサイドウォールのデザイン、内部のサイレントコアの様子までしっかりチェックできる。2020年3月1日の発売まで待ちきれない人は、ぜひダンロップブースでVEURO VE304の魅力に触れておこう。

ブースの中央にはVEURO VE304を装着したクラウン
ダンロップの他のタイヤラインアップも一通り展示
元F1ドライバー野田秀樹選手の娘、樹潤選手が2020年に駆るF4マシンも見ることができる
ダンロップのブース

日沼諭史

日沼諭史 1977年北海道生まれ。Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、フリーランスのライターとして執筆・編集業を営む。IT、モバイル、オーディオ・ビジュアル分野のほか、四輪・二輪や旅行などさまざまなジャンルで活動中。Footprint Technologies株式会社代表取締役。著書に「できるGoPro スタート→活用完全ガイド」(インプレス)、「はじめての今さら聞けないGoPro入門」(秀和システム)、「今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ大事典」(技術評論社)など。2009年から参戦したオートバイジムカーナでは2年目にA級昇格し、2012年にSB級(ビッグバイククラス)チャンピオンを獲得。所有車両はマツダCX-3とスズキ隼。