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パイオニア、8インチタブレットと2DINメインユニットの「タブレットAVシステム」

動画、音楽、ナビなどのアプリを8インチの大画面と車載スピーカーで楽しめる

2020年5月13日 発表

オープンプライス

8インチタブレット「SDA-700TAB」

 パイオニアは5月13日、タブレットとクレイドルを組み合わせて利用する新しい「タブレットAVシステム」として、Android 9.0搭載の8インチタブレット「SDA-700TAB」とクレイドル型の2DINメインユニット「FH-7600SC」を発表した。それぞれ発売時期は7月で、価格はオープンプライス。店頭予想価格はSDA-700TAB、FH-7600SCともに3万2000円前後(税別)。

 タブレットAVシステムは、優れた耐熱・耐寒性能のタブレットと2DINコンソールに設置できるクレイドル型のメインユニットを組み合わせることで、車内の厳しい環境下でも快適にタブレットを使用できるようにしたシステム。

クレイドル型の2DINメインユニット「FH-7600SC」。

 動画・音楽やナビなど多彩なアプリを8インチの大画面と車載スピーカーから出力される高音質な音で楽しめるほか、バックカメラやステアリングリモコンへの対応など車両対応力も備えた。また、タブレットを取り外して後部座席やクルマの外で使用するなど、これまでにない車載機器の枠を超えた幅広いシーンで活用できるとしている。

Pioneer カロッツェリア タブレットAVシステム FH-7600SC+SDA-700TAB イメージ映像

8インチタブレット「SDA-700TAB」とBluetooth/USB/チューナー・DSPメインユニット「FH-7600SC」の主な特徴

 タブレットAVシステムの主な特長は、専用のメインユニットを車両に取り付けることで、タブレットにインストールした動画や音楽アプリのコンテンツを8インチの大画面と車載スピーカーで楽しめるほか、ナビアプリを使用して最新の地図でドライブすることが可能。タブレットを取り外して後部座席やクルマの外など幅広いシーンで活用できるほか、あらかじめ動画・音楽コンテンツをダウンロードしてオフライン環境下で楽しむことができる。

 オーディオ機能では、FLAC:96KHz/24bitまでのハイレゾ音源のダウンサンプリング再生(再生時:44.1KHz/16bit)に加えて、タイムアライメント機能や13バンドグラフィックイコライザー機能など多彩なオーディオ機能を搭載。

 また、車載仕様としてクレイドル型のメインユニットによってタブレットをしっかりと固定でき、高さや奥行きを好みの位置に調節でき幅広い車種のコンソールに設置可能。タブレットは、メインユニット取付時は常に充電されるためバッテリーの容量を気にすることなく使用できるほか、動作保証温度は-10℃~60℃(保管温度-30℃~80℃)として、温度変化の激しい車内でも安心して使える優れた耐熱・耐寒性能を備えた。

 また、タブレットにプリインストールされる専用アプリ「Pioneer Smart Sync for Tablet」を使用することで、画面上でオーディオの操作や設定、音質調整などを行なえるほか、タブレットの画面にバックカメラの映像を表示でき、純正ステアリングリモコンでオーディオ操作を行なえるとしている。

 そのほか、Bluetoothによる楽曲のワイヤレス再生やハンズフリー通話が可能。フルHD画質の動画再生機能、USBデバイス内の楽曲をタイトルやアルバム名などで検索できる「ミュージックブラウザ」機能、FM/AMチューナーを搭載するなど、多彩なメディアに対応させた。