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マツダ、電動駆動ユニットの開発・生産に向けて中国地域の企業7社と協業を決定
2022年11月22日 15:22
- 2022年11月22日 発表
マツダは11月22日、電動駆動ユニットの開発・生産において専門的な知見を有する、今仙電機製作所、オンド、中央化成品、広島アルミニウム工業、ヒロテック、富田電機および、ロームと協業していくことで合意したと発表した。
マツダは、2030年に生産するすべてのクルマに電動化技術を搭載することを目標に掲げ、地域での共創・共生の考えのもと、さまざまなパートナーと共に関連する研究や取り組みを推進していて、今回の合意はその一環。
電動駆動ユニットは、モーターとパワー半導体を含むインバーターおよび減速機などの電動化に必要な駆動装置で、マツダはカーボンニュートラル実現に向けた電動化への対応において、「走る歓び」を新しい時代に進化させ続けるために必要不可欠なものと位置付けている。そして電動化の進展とともに地域経済が持続的に発展していくためには、中国地域で電動化関連部品などの電動化技術を育て、マツダを含めたサプライチェーン全体を進化させることが必要という。
すでにマツダは、電動駆動ユニットの基幹部品であるシリコンカーバイドパワー半導体を含むインバーターの開発では、今仙電機製作所とロームと共同開発契約を締結し、さらに今仙電機製作所とインバーターの開発および基板の実装を含む生産技術を開発する合弁会社を設立。
また、モーターでは、富田電機とモーター先行技術開発をするための共同開発契約を締結し、中央化成品および富田電機と共にモーター技術を学び育成する合弁会社を設立。これらのパートナー企業と共創することで、小型・高性能・高効率な電動駆動ユニットの開発を進めるとしている。
今回新たな協業の取り組みの第一歩として、オンド、広島アルミニウム工業、ヒロテックと電動駆動ユニットの高効率な生産技術の開発や電動駆動ユニットの生産・供給体制の確立を行なう合弁会社を設立。地元中国地域の企業と電動駆動ユニットを生産できる体制を共に構築し、進化することによって中国地域における産業・雇用維持を図り、地域経済の発展に貢献するとしている。
各合弁会社について
会社名：MHHO Electric Drive株式会社
所在地：広島県広島市南区小磯町174番地16
代表者：中尾真也氏
概要：既存資産を最大限活用した電動駆動ユニットの高効率な生産技術の開発や電動駆動ユニットの生産・供給体制の確立
資本金：1000万円
設立日：2022年8月10日
出資比率：オンド30％、広島アルミニウム工業30％、ヒロテック30％、マツダ10％
会社名：Mazda Imasen Electric Drive株式会社
所在地：広島県東広島市八本松飯田2丁目14番1号
代表者：玉井悟氏
概要：車両搭載用インバーターをはじめとする電動駆動ユニットに関する技術開発および生産技術開発
資本金：500万円
設立日：2022年8月25日
出資比率：今仙電機製作所50％、マツダ50％
会社名：MCF Electric Drive株式会社
所在地：広島県広島市南区大州5丁目11番10号
代表者：平林千典氏
概要：車載用モーターの先行技術開発
資本金：4000万円
設立日：2022年8月12日
出資比率：マツダ50％、富田電機40％、中央化成品10％