東京モーターショー2017
【東京モーターショー2017】F1参戦40周年を記念するルノーブースはルノースポールモデルのラインアップ展示
ジャパンプレミア(参考出展)は注目の新型「メガーヌ R.S.」
2017年10月26日 12:34
- 2017年10月25日 開幕
- 2017年10月27日 プレビューデー
- 2017年10月28日~11月5日 一般公開日
1977年にモータースポーツの最高峰F1に参戦したルノーは、2017年のF1参戦40周年を記念し、スポーツモデルを専門に手がけるルノー・スポールのモデルラインアップを展示。カンファレンスでアンベールされたのは、フランクフルトモーターショーに次いでジャパンプレミア(参考出展)となった新型「メガーヌ R.S.」。ルノーのモータースポーツへのパッションの象徴であるF1のショーモデルも展示された。
ルノー・ジャポン 大極司代表取締役社長はプレスカンファレンスで「今年は、F1参戦40周年の年となります。この年を記念しまして、私たちはルノーのパッションをお伝えしたい、そういう思いでこのブースはルノー・スポールだけの展示とさせていただきました。ルノーには、スポーツモデルを専門に手がける“ルノー・スポール・カーズ”という組織がございます。このルノー・スポールモデルは日本でも大変好評を博しております」。
「この日本で、私どもルノー・ジャポンはルノーブランドをしっかりと根付かせ、そして成長させるために、ルノーの2つのパッションに特化集中して、日本の皆様に伝えております。1つ目は、ルノーのフレンチタッチなデザイン。そしてもう1つは、モータースポーツへのパッションです。この2つのパッションは商品だけでなく、すべてのカスタマータッチポイントでお客様に伝えております。そのかいもあってか、この9月の販売で昨年1年間の販売実績を超えることが出来ました。従って、これで8年連続で対前年比の販売増を続けることができたのです。こうした成長はもちろん、こちらに展示してありますスポーツモデルであることは間違いありません」とスピーチした。
スポーツモデルを専門に手がけるルノー・スポール・カーズのジェネラル・マネージャー パトリス・ラティ氏が緊急来日し新型「メガーヌ R.S.」を解説「新型メガーヌ R.S.は、俊敏性、効率性、運転の楽しさといったルノー・スポールの特徴をさらに高めています。このニューモデルでは、我々はR.S.の限界をさらに高めたいと考えました。モータースポーツで培ったノウハウにより、高性能ハッチバック カテゴリーでの最高のハンドリングという提案をしています」とコメントした。
フランクフルトモーターショーに次いでジャパンプレミア(参考出展)となった新型メガーヌ R.S.。スポーティなボディサイドラインに広げられたトレッド、新型ルノー メガーヌ GTに比べてフェンダーがフロント60mm、リア45mm幅広くなった。ボディカラーは新色の「オランジュ トニック」を採用。ルノー・スポールを象徴するカラーの「シリウス イエロー」同様、特別な塗装によってボディに反射する光が独特の光沢を放つ。タイトなコーナーではより機敏に、高速コーナーではより安定して走ることができる4輪操舵システム「4コントロール」を搭載。前後すべてのダンパーのハウジング内部に、バンプストップラバーの機能を持つセカンダリーダンパーを組み込み、最適な減衰力を得られる機構「4HCC(ハイドロリック コンプレッション コントロール)」を採用。ダブルアクシスフロントサスペンションは、新型メガーヌR.S.の構造に合わせて再設計され、先代モデルよりも剛性が高められている。新たに搭載されるトルセンRLSDは、トラクションの向上とコーナリングスピード向上のために、加速と減速時に異なるロックアップ値を備える。
パワーユニットはルノー・日産アライアンスのシナジー効果を活用した最高出力205kW(280hp)/6000rpm、最大トルク390Nmを発生する直列4気筒 1.8リッター直噴ターボエンジンを搭載。シリンダーヘッドは、ルノー・スポール・カーズとルノー・スポール・レーシングのフォーミュラ1のエンジニアからのフィードバックにより再設計され、容量が高められた新しいデュアルインテーク エアフィルターによって吸気性能を向上している。搭載されるツインスクロールターボは、低い回転数での追従性とレスポンスが大幅に向上された。ミッションは、6速MTと6速EDCの2種類が設定される。6速EDCには、レースで使用されているものと同様のパドルシフトを装備し、コーナリング時にハンドルから手を離さずにギアチェンジが可能。ブレーキング時に複数段のシフトダウンを自動で素早く行なう機能「マルチシフトダウン」は、次のコーナーに備えた最適なギアを選択することができるようになる。クルマを停止した状態から最大の加速力で発進させることができる「ローンチコントロール」も備え、スポーツモード、またはレースモードを選択した時に使用が可能となる。
フルLEDヘッドライトのR.S.ビジョンを採用。チェッカーフラッグ模様をモチーフとしたルノー・スポールモデル専用で、ポジションランプ、フォグランプ、ハイビーム、コーナリングランプとして機能する。5つの走行モードを選択することで、アクセルペダルマッピング、パワーステアリングの手応え、変速スピードを変更することができる「マルチセンス」を備える。
ルノー運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)を採用。R-Link 2のADASメニューで設定することができ、車間距離警報(SDW:Safety Distance Warning)、エマージェンシーブレーキサポート(アクティブブレーキ)、車線逸脱警報(LDW:Lane Departure Warning)、後側方車両検知警報(BSW:Blind Spot Warning)、オートハイ/ロービーム、イージーパーキングアシストの機能が装備される。
ルノー・スポールのラインアップ展示をするルノーブース。表には新型「メガーヌ GT」「トゥインゴ GT」「ルーテシア R.S.」の3台を展示し、F1のショーモデルはブースの奥に展示されていた。