東京オートサロン2018のマツダブースは「Be a driver. Experience~マツダの新しいチャレンジが始まる~」をテーマにしていて、SUVモデルの「CX-3」「CX-5」「CX-8」と「ロードスター RF」「ロードスター」のカスタマイズカーを展示している。
この新しいチャレンジとは、マツダの提唱する人馬一体を愚直に体現したロードスターから、マツダの新たな主商品となっているSUVモデルまで、トータルで走る歓びを表現することにある。また、2017年12月に発売したばかりのCX-8は、発売開始前に月間販売計画の約6倍となる7362台を受注した人気モデルで、新たなユーザー層を開拓し、獲得することに成功した。3列シートのSUVとなるCX-8のオーナーは、これまでのオーナー層と異なることが想定される。そんな新たなユーザーに対して、オプションのトレーラーヒッチを有したCX-8を展示するなどし、カスタマイズや架装でも新たなチャレンジを行なっている。
もちろん、従来からのマツダオーナーを大事にすることも忘れていない。NAロードスターのレストアサービスがその象徴で、2017年12月に内容が発表されたが、すでに1年以上待ちのオーダーが集まっているそうだ。
このようにマツダのヘリテージも重視しつつ、新たなチャレンジを実施しているのが東京オートサロン 2018のマツダブースになる。
CX-8は、国内では珍しくディーラーオプションでトレーラーヒッチを用意している。マツダブースのステージ上にはバスボートをけん引するCX-8を展示。CX-8は標準で750kgのけん引性能を持っているので、このくらいの大きさのボートなどは容易に引っ張ることが可能となる CX-8のカスタマイズ車両も展示している。マフラーは左右2本出しの特別仕様(MAZDASPEED)で、参考出品。足まわりとブレーキ、タイヤ・ホイールも参考出品のパーツで、ブレーキはブラックのペイントキャリパー、ホイールは新しいデザインを用いた20インチで、タイヤはトーヨータイヤの「PROXES T1 Sports SUV」を履いている。サスペンションは、特別仕様(MAZDASPEED)で、フロントを40mm、リアを65mm下げている CX-5もCX-8やCX-3と同様にエクステリアを中心としたカスタマイズを施している。フロント、サイド、リアはボリューム感のあるオプションパーツが装備されていて、車高調整式サスペンションにより車高を下げている。ホイールは20インチを装着し、ブレーキは赤く塗装されたペイントキャリパーをセット ディーラーオプションとなるMAZDASPEEDのエクステリアパーツを装備したCX-3。マフラーはMAZDASPEEDの特別仕様で、参考出品となる。足まわりやブレーキもカスタマイズパーツを装着していて、ブレーキは赤の塗装を施したペイントキャリパー、ホイールはRAYS製の「WALTZ S7」、タイヤはブリヂストン「POTENZA S001」。サスペンションは、MAZDASPEEDの車高調整式で、フロント30mm、リア25mmを下げている。ブレーキとタイヤ・ホイール、サスペンションともに参考出品となる ロードスター RF CUSTOM STYLE 2018 2017年11月に商品改良を行なったロードスター RF。参考出品として装備されているパーツは、2本出しのマフラーと車高調整式サスペンション、アルミホイールとシートになる。車高はフロント、リアともに40mm下げられていて、シートはレカロ製の軽量タイプ。 ロードスター CUSTOM STYLE 2018(特別仕様車RED TOP) ロードスターの特別仕様車となる「RED TOP」。内外装にはディーラーオプションとなるLEDバルブやウインカーバルブなどを装備。サスペンションは特別仕様(MAZDASPEED)の車高調整式が装備されていて、純正よりフロント20mm、リア15mmをダウンする。サスペンションは参考出品 ナンバー付きのND型ロードスターで競われるパーティレースの車両も展示。マシンは誰でも購入可能な「NR-A」で、手を入れられる範囲もシートやステアリングなどに限られている マツダでは、2017年の12月からNAロードスターのレストアサービスが始動し、多くのオーナーから受注を受けている。ブースの奥には、レストアサービスで復刻されたNARDI製のウッドステアリングやシフトノブ、ブリヂストンのタイヤとホワイトボディを展示 マツダと資生堂が共同開発した「魂動フレグランス」が販売されている。ボトルはマツダのデザイン部が設計し、香りは魂動デザインの世界観を表現したものになる。通常はウェブサイトからの購入となるので、実際に手に取って購入できる機会は珍しい