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ちょっと写真で見る トヨタ「ハイラックス」「ランドクルーザープラド」
2017年9月13日 14:02
- 2017年9月12日 発売
既報の通り9月12日に「TOYOTA SUVシリーズ PRイベント」が開催された。当日、短時間ながら新型「ハイラックス」および、マイナーチェンジを受けた「ランドクルーザープラド」を撮影することができたので、“ちょっと写真で見る”として短縮版でお届けする。
ハイラックス
ハイラックスは1968年に発売を開始したピックアップトラック。現在では約180の国および地域で販売され、累計生産台数は約1730万台を数える。日本市場では2004年で販売を終了していたが、このたび13年ぶりに復活を遂げることになった。
新型ハイラックスは前後に座席を持ついわゆるダブルキャブと呼ばれるモデルで、ボディサイズは5335×1855×1800mm(全長×全幅×全高)と迫力のビッグボディを持ち、乗車定員は5名となる。ホイールベースも3085mmと長いものの、フロントおよびリアオーバーハングをそれぞれ965mm、1185mmと比較的短い構造とすることで、アプローチアングルとデパーチャーアングルを確保している。最低地上高は215mm。
直列4気筒 2.4リッター直噴ディーゼル「2GD-FTV」型エンジンを搭載し、最高出力110kW(150PS)/3400rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1600-2000rpmを発生する。組み合わされるトランスミッションは電子制御6速ATのみとなる。JC08モード燃費は11.8km/L。
駆動方式はパートタイム4WDを採用しており、切り替えはダイヤル式スイッチによる電気式。上級グレードにはスリップを検知すると自動的に他のタイヤに駆動力を配分する「アクティブトラクションコントロール」、下り坂で一定の車速を自動的にキープする「DAC(ダウンヒルアシストコントロール)」、デフをロックして左右後輪を直結状態とする「リヤデフロック」など、オフロード向けの機能を搭載する。
タフさをウリとするモデルだけにシャシーは高剛性フレーム構造、いわゆるラダーフレームを採用。サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン、リアがリーフリジッドで、期待を裏切らない仕様となる。
機能面でトピックと言えるのが安全装備の充実だ。「VSC&TRC」「EBD(電子制動力配分制御)付ABS&ブレーキアシスト」「緊急ブレーキシグナル」などを標準装備とするほか、上級グレードにはミリ波レーダー&単眼式カメラを用いて車両だけでなく歩行者も認識する「歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱の危険を警告する「レーンディパーチャーアラート」を搭載している。
グレードは上級グレードの「Z」とベーシックグレードの「X」の2タイプ。ZグレードにはLEDヘッドライト&フロントフォグランプ、オートエアコン、クルーズコントロールといった快適装備が標準。価格は326万7000円~374万2200円。ボディカラーは「ネビュラブルーメタリック」「クリムゾンスパークレッドメタリック」「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」「アティチュードブラックマイカ」の計5色。
ランドクルーザープラド
4代目となる150系プラドが登場したのは2009年。以来、内外装のリファインやクリーンディーゼルエンジンの搭載など、幾度かのマイナーチェンジが実施されてきた。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリア&インテリアデザインを見直したほか、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備化。また、リアディファレンシャルにランクルシリーズとして初めて「トルセンLSD」を採用、上級グレードには5つの走行モードを選べる「ドライブモードセレクト」を装備。
パワートレーンや駆動方式は従来どおり。グレードはガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車ともに「TX」「TX“Lパッケージ”」の2タイプで、それぞれ7名乗車モデルと3列目を省略して積載性を重視した5名乗車モデルを設定。ディーゼルエンジン車のみ最上級グレードとなる「TZ-G」が用意される。価格は353万8080円~536万3280円。ボディカラーは新色の「ブラキッシュアゲハガラスフレーク(オプション設定)」「アバンギャルドブロンズメタリック」など計9色。